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渡辺一樹の第37回スキー技術選手権
満足している半面、優勝に絡むような滑り、成績を狙いたい。

今日までの展開からいくと5位で留まってまぁまぁなのではないでしょうかポール(制限滑降)でもっと点差がつくと思っていましたが、想像していたよりタイムが良かったからハッキリ言ってラッキーでした。ジャンプ台のロングターンは僕やはり大回りはダメですね。技術的なイメージはあるけど、大切な時にいつもうまくいかないというのがここ2、3年の傾向です。つい力んでしまう、普通年取ったら力みがとれるはずなのに。
その時点でもう4位の目はなかったのですが、逆に山田卓也選手に追いつかれて5位対ということになってしまった。ショートターンは今回すべて失敗しているので絶対に失敗はしたくなかったです。ショートターンで勝負をかけて5位は守りました。イメージ的には、スキーを体の下から横に出していくというイメージを持っていました。もっと斜面に張り付いていかなくてはいけなかったかなと思っています。途中少しつまりましたが、スキーの先が割れなかったし今回の中でははミスがない方だったと思います。
最後の2種目、下位選手からのスタートするシステムでは、国際スキー技術選でも採用されていることもあって違和感はなかったです。ただ、人が点数をつけるわけなので後半選手の点数が上がっていくだろうと考えていましたので、そこまでに勝負をつけなければならなかった。上位にきている柏木義之、宮下征樹選手あたりはコンスタンスに点数をとってきているので総合評価が高かったんだと思います。
遅すぎた伊藤秀朗の台頭
去年の段階でもっと上位にいるべき選手だ。
粟野選手もショートターンは良かったのですが、苦手としていたロングターンが高く評価され、最後まで、優勝争いができたと思います。山田卓也は種目によって取りこぼしがずいぶんありました。総合滑降で爆発的なポイントをだしておきながら6位に終わっているわけですから、前種目での底上げが課題になると思います。柏木義之選手も途中点数が伸びなかった理由として考えられるのは、雪質とかスピードの条件が自分のパターンにはまれば強いのですが、その条件が揃わなかったので、苦戦していました。同じように、足踏みしていたのが能登選手、伊藤秀朗選手にも同じことが言えると思います。ただ、伊藤秀朗選手は今回だいぶ成長してきました。あとは、自分をコントロールすることを考える必要があります。今は、ショートターンとか「とりあえず行っちゃえ」って感じで後半スピードを上げてくるので一番おいしいところ、見せ場を作れない。そこのところをもっと我慢できるようになれば、もっと上位にくると思います。彼の場合、上位にくるのが遅すぎましたよね。今年で3年目ですから、もう去年の段階でもっと上位にいるべき選手だと思います。
今回佐藤久哉選手があまり良くなかったのですが、自分のスタイルがワンパターン化してきたのと、ショートターンが今ひとつ完成されていないというのが今回の評価ですね。今回使用したスキーの種類は、コブ用、ショートターン用、GS用など5台です。アップ用として使っていたのも含めると7台です。今回はジャンプ台の大回りと初日の大回りにアークのタイプ1を使いました。それからアーク2を中斜面の大回り、それからコブは全部同じものを使いました。ショートターンは9.16というスラロームの170センチ、10.22のGS用のスキーも使いました。制限滑降では、スキーに助けられました。やはりスキーが速い。サービスマンは僕の同級生で、スキーに関しては彼がパーフェクトにやってくれるので安心しています。よく滑ったし、僕の滑りであのタイムはスキーが良かったとしかいえない。
佐藤 譲選手のラストランに選手全員がこみ上げるものを抑えながら、応援。
佐藤 譲さんが引退ということで、最終のショートターンのスタートでは譲さんのスタートの時だけムードが一変し、譲さんが皆一人一人に握手してからスタートし全員で応援していた時はぐっとこみ上げてくるものがありました。その後トップ15のスタートになったら会話がピタって止まって皆自分の世界にはいっていきました。スタートで待つ時間が多いのでみないろいろな話をしたり、お互い牽制をしたりしていますが、スタートになった途端、ぱっとそのムードが変わる。それだけ滑る時は気持ちを切り替えて集中しているだなという感じが伝わってきました。
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