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キャンプ場と言っても、その全てが整備の行き届いたキャンプ場ばかりではない。手付かずの状態の”自然”を売りものにするキャンプ場の場合、その場所が安全な場所かどうか自分で判断しなければならない。
天災、人災を問わす、実際に事が起きてからでの対処では遅すぎる。そうしたことを考えると、アウトドアシーンにおける無知は罪とも呼べる場合もある。
本格的な夏のバカンスシーズンを迎えるにあたって、キャンピングの計画を立てている向きも多いにちがいない。そこで、改めてキャンプには不向き、危険な場所とは……ということを考えてもらいたい。 |
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川原は最悪のキャンプフィールド
さらさらと流れる清流、木陰……都合の良いイメージで川原をキャンプ地に選んではいないだろうか? 降雨時における流量が、上流のダムの放水による増水は逃げる間もなく中州に取り残されることもある。テントで熟睡している間に水位が上り、何も持たずに命からがら岸辺に這い上がるはめに、という事例は極めて多い。経験者の誰もが『まさか自分が……』と言うとか。
河川敷には”降雨時となれば、ここまで水没する”という自然の造形によるサインがある。川原の草の生えていない部分は、少しの雨でも当たり前のように水没する場所であり、けしてテントを張ってはいけない場所である。
また大きな木の幹の背の高さくらいのところにゴミが引っかかっているのを見つけたら、かなりの大雨でそこまで水没したことがあるという証拠でもある。他にも岩や土手の状態をチェックしてみると判断ができる。
しかし、危険を察知するノウハウがあれば……と考える人もいるだろう。そうしたノウハウは正しいが、ことキャンプの場合に限って通用しないということを理解したい。例えば、川の水が濁ってきたら鉄砲水の前触れ……と言われるが、それは昼間、常時誰かが川の様子を監視できる場合でのこと。誰もがテントの中で寝静まっていて、水の色の変化を察知できる人がいるとは思えない。
また、地鳴りのような音がしたら、すぐに高いところへ逃げる……ファミリーでキャンプの場合は必ず子供がいるもの。腕力や脚力に自信があったとしても、子供や女性を抱えて足場の悪い夜の川原をダッシュで走り切ることは、かなり難しいことではないだろうか? そうしたことを考えると、川原はあくまでも水遊びの場所としてわりきって、高い場所での設営を考えるべきである。
落雷に注意
大きい、高い木は快適な木陰を提供してくれて、ついついキャンプの設営地に選んでしまいがちである。しかし、その木があたりでひときわ目立つ高さだったり、広場の真中に独立して立っているような場合は、落雷の被害を受ける危険があることを知っておきたい。
落雷に関する諸説は多いのだが、立ち木の先端から地面に向けて45度〜30度とも言われる角度の半径内は、感電の危険があるとされている。 専門的には側撃雷(そくげきらい)とか誘導雷(ゆうどうらい)と呼ばれる現象で研究途上であり、その仕組みや有効な対策は確立されていないのが現状のよだ。オートキャンプの場合には、クルマの中が1番に安全とされているので、避難場所として考えておきたい。
石垣、深いヤブのそばは危険
こうした場所ヘビの縄張であり、巣があったり餌場だったりする場合は多い。日本の本州ではマムシやヤマカガシといった種類が一般的で、毒の無い蛇の場合でもショックを受けることも多い。
ハチの巣
蜂の行動範囲は人間が考えるよりずっと広いという説もある。刺されたら痛いのはもちろん、スズメバチの場合にはかつて刺されたことのある人は毒に対する抗体ができていて、免疫が過剰に反応してショック死するとも言われる。
アメやガムといった菓子類、果物などをテーブルなどの上に放置すると、その匂いで蜂を呼び寄せるようである。通学途中で蜂に襲われたという事件も時々ニュースにもなる。キャンプ設営にあたって、周辺に蜂の巣はないか……というチェックもぬかりなく。もし発見した場合には、周辺のキャンパーや管理事務所などに連絡しておいたほうがよいだろう。
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