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| キャンピングにおける知識として覚えておきたい”快適さ”の正体。−その2− |
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| 樹木と芝、緑の多いキャンプ場こそ、快適なのである。 |
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夏のキャンプサイト設営において、日中の暑さを避けるための工夫は大切である。1番の思いつくのは木陰である。樹木の葉からは『蒸散作用』によって、水分が蒸発している。木陰が予想以上に涼しく感じるのは、水分が気化する際に周辺の熱を奪うためである。木々は酸素を供給するだけでなく、この蒸散作用によって周辺の環境を快適にしている。
一方、日差しを遮るテント、タープは日差しによって高温となり、木陰のような涼しさを求めることはできない。理想のキャンプサイトを考えるのならば、木立の有無も重要な条件となる。逆に、キャンプ場のスペースを確保すべく、伐採を行い、結果として快適な環境を損なったという話もある。
樹木が暑さを和らげる働きは、例え1本の木でも効果がある。実際に計測すると、日なたとの温度差は10数度だった……という例もある。街道を街路樹化したり、並木道に整備するというのは、エアコンを効かしたクルマでの旅が出来なかった頃の知恵である。
ちなみに、背の高い木1本でも、夏季における蒸散量は1日で200〜400リットル、家庭用風呂おけ1杯分もの水分を大気中に放出するのである。その、蒸散作用は土壌面や草地でも起きている。コンクリートなどの舗装では望めない事であり、自然の有難味そのものと呼んでもいいだろう。
例えば、舗装面が30℃という高温になっていても、樹林地や草地は20℃前後という低い温度に保たれている。蒸散作用とは、まさに天然のエア・コンディショニング・システムなのである。
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理想的なキャンプサイトは木々に囲まれたエリアであることが望ましい。海なら防風林の近く、山なら森……当たり前のことだけど、自然と接する場所でなくては。
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さらに、樹木があることで余計な騒音を和らげるという効果もある。葉や枝にぶつかった音波をはね返す反射、あるいは葉や枝がゆれることによって吸収されるのである。樹木の緑が作り出す環境は、心理的な面のみならず身体にも良い影響を与えることがわかっている。
具体的には、リラックスした状態に出ると言われるα葉の脳波は、周辺に植物が多いほど出やすいと言われる。また、運動した直後と、その小休止した後の心拍数を測る臨床例では、緑の多い場所で休む方が、屋内よりも高い回復率を記録している。『癒す』という意味でも、樹木がもたらす効果は極めて高いことを忘れていけない。
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