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Camping
アウトドア・クッキングは使えるモノは使い切る、という精神で。


 キャンプにおける最大の楽しみは食事である……と言いきってしまっても良いだろう。とくに、我々日本人なら主食たるお米は欠かせない。野外料理における定番アイテムとしての飯盒だが、その形、容量は計算されたものであることをご存知だろうか?

 また、パン派を自認する向きもいると思うが、レンジの無い野外でも美味しく焼いたパンが食べられる方法があるのだ。無駄なものを出さず、使えるモノは全て使う……アウトドア・クッキングには、アウトドアにおける大切な約束ごとが揃っているのである。
米党もパン党の美味しく食べたい!

■飯盒(はんごう)の内蓋や外蓋は軽量カップなのだ。
 お米が主食となる日本人のアウトドアライフには欠かせない飯盒でご米を炊くのは、とても美味しい。しかし、あらかじめ米を軽量してきたはずなのに、その量を忘れたしまった、という経験はないだろうか? 可能ならば、お米は1合ごと小分けにして持っていくようにすると便利だ。
 しかし、お米は飯盒の内蓋でスレスレにして計ると2合(2カップ)、外蓋だと3合(3カップ)という容量でできている。通常、飯盒は4合までご飯が炊けのだが、水加減は2本の短い(1cm位)目印があり、2合炊く場合は下の線、4合は上の線まで水を入れて炊く(3合の場合は、2合と 4合の線のちょうど真ん中が目安となる)。
 ちなみに、磨いだ米を持参する例を聞くが、夏場は外気の温度が高く腐りやすい条件が重なっている。比較的、水の確保に問題無いのなら、そのまま持参しよう。磨ぐのが面倒、水の確保が難しいのなら「無洗米」が最適である。また、飯盒でご飯を炊くときは内蓋は必要ないことをお忘れなく。

■飯盒でご飯を炊くとすすで黒くなるが……。
 食事の後、忘れてならないのが後片づけだ。ご飯を炊いた飯盒がすすで真っ黒という経験を持つ方も多いだろう。
 すすを手っ取り早く洗い流す方法としては、少々の水とクレンザーで可能だ。クレンザーを水で溶く(その目安は流れ落ちない程度の硬さ)。それを洗い米の入った飯盒のまわりにべたべた塗る……洗剤を予めつけておくと、火にかけた後も比較的簡単にすすなどの汚れは洗い落とせのである。飯盒に限らず、鍋ややかんなどにも応用できるのでお験しあれ。

■アウトドア・クッキングの定番、汁物のコツとは?
 野外料理と言えばカレーなどの汁物(煮込み)料理も定番。美味しいはずのカレーがちょっと水っぽかったり、多すぎる量を作ってしまったことは? キャンプ場のレンタルで用意される鍋は家庭用よりかなり大きい。ものによっては20〜30人分のカレーができるくらいの容量になる。
 カレーに限らず、残さず適量の汁物をつくるポイントは? 汁物を入れる器で水を計りながら人数分の量を鍋に入れる。味噌汁なら、お椀の大きさの器に7〜8分目の水×人数分を鍋に入るといった具合だ。カレーなら、箱書きの「水○○cc」に注目。ここで飯盒の蓋の登場。内蓋は約300cc、外蓋は約500ccという容量を上手に使えば大丈夫。アウトドアクッキングだからこそ、人数分をきっちり作り、余計なゴミを出さない……という精神で楽しみたい。

■にんじん、じゃがいもの皮はむかない?
 いざ帰るとなると出るのがゴミ。アウトドアでは、出すゴミは最小にするというのが言わずと知れた鉄則。料理は作りすぎない、全てお腹の中へ収めたい。さらに加えるのは、食べれるものは全て食べてしまうとうこと。
 例えば、へたを取ったにんじん、芽を切り取ったジャガイモは皮をむかず全て料理。キャベツやレタスなども、一番上を1〜2枚剥がして家では料理しますが、そのまま使用しよう。ただし、玉葱の皮は乾燥してるので火の中に入れて燃やします。もちろん、よく洗って、充分火の入った料理であること。

■着火材は少量で効率良く。
 通常、薪で火をおこす時に良く使われるのが新聞紙だ。適当な大きさにちぎった新聞紙をまるめて薪と薪の間にいれて着火が一般的だと思われている。しかし、牛乳やジュースの紙パックは、紙にコーティングがされているため持続性が良く、少量で済むので便利である。
 以前、アウトドアにおける着火材は、丸めた新聞紙を蝋に浸したもの……と書いた、アウトドア教本もあるくらいだ。その着火材代わりの紙パックはたためばスペースは取らないし、自然を汚すことはない。
 ところで、牛乳パック(1g用)と新聞紙 2〜3枚、適量のアルミホイルがあれば、アウトドアでもレンジ料理ができることをご存知だろうか? 

1 パンにソーセージや野菜といった具材を挟み、それをアルミホイルで全体を包みこむ。
2 それを水に濡らした新聞紙で包み、牛乳パックの中に入れる。
3 牛乳パックにマッチで火をつけ、全体が燃え尽きるまで待つ……ホットドッグの完成という具合だ。

 キャンプにおいては、持参した食材を使い切る、持ち込んだ物を使い切るという事は徹底しよう。経験を積むごとに、便利な調理法や工夫を身につけることができる。それが、本当の野外学習という事になるのだ。


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