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本格的な冬を迎えるにあたって、キャンプやアウトドアスポーツ(ウインタースポーツを除く)はオフ……とする人は多い。実際、北風の強い冬場のフィールドはいるだけで辛い事すらある。しかし、寒いのなら、それなりの装備や工夫を凝らして楽しむ、とするのがアウトドアスポーツの楽しみではないだろうか?
そこで考えたいのが重ね着、レイヤリングである。寒いからむやみに着込むのではなく、素材の特性を生かした理論的かつ機能的な着こなしである。本来は冬山登山の世界から一般化したものである。今では、その着こなし、利用される衣料素材も一般的な街着にも波及している。夏場、汗で張りつかないシャツ、体温調節をもサポートする肌着というアイテムがそれである。
街着でよく見かける、コットンの肌着+ポリエステルシャツ+ウンドブレーカー、さらに寒ければダウンジャケット……一見、温かく過ごすためのスタイルと思うだろうが、街中を歩くだけならOKだが、アウトドアフィールドでは2〜3時間が限界のスタイルである。
問題はコットンの肌着(大体はTシャツだろう)にある。速乾性の無いコットンは汗を吸い込んだままで、本来は体温で蒸発させなければいけないのだが、身体の表面には冷えた湿気で覆われ、活動を続けるにつれて不快感が増すという訳だ。さらに気化熱で体温は内側から奪われるから、せっかくのダウンジャケット着用も効率が悪い。寒い時期、身体の中から冷えるという人は大体が、こうした間違った着こなしをしていると言ってよいだろう。
アウトドア・フィールドにおけるレイヤリングの要点は次ぎの4点に集約される。実際にウェアを選ぶ際にチェックしておくと良いだろう。
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湿気の素早い排除 |
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レイヤリングの基本は下着にある。山の世界では『遭難したいのなら、綿の下着を着ろ』というくらい、アンダーウェアでコットンはタブーである。常に肌をドライに保つことのできる中空素材の科学繊維素材のタイプがベスト。”速乾性”あるいは”発汗機能”をうたったアンダーウェアは、動物の毛皮や羽毛が湿気を機能的に排出するのと同じ理屈で肌にまとわりつく水分(汗)を自らの体温で気化させることを手伝うのである。 |
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通気性の確保 |
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ミッドウェア(中着)とお馴染みのフリースは通気性に富み、温まった空気(デッドエア)はそのままに湿気を通過させる理想的なアイテムだ。最近ではペットボトルから再製させたフリースもあり、プラスチックの繊維と評してもよい素材だから水分は吸収しない。
また、古典的にウールセーターも可能。昔から天然素材のウールセーターがミッドウェアとして愛されたのは”適度な水分を含むと熱を持つ”という特性があるからだ。 |
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保温性の維持 |
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そして保温性はアウターで決める。インナーとミッドウェアによる快適さをキープされなければ意味は無い。透湿性を持ったゴアテックスのアウターはすっかりお馴染みである。さらに寒ければ、ここでダウンジャケットとなる。 |
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動きやすさ |
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中空素材のインナー+通気性を持ったミッド+保温性を維持するアウターが決まったら、最後は動きやすさである。クライミングウェアで腕が上がらないカッティング……なんて事はめったに無いが、アウトドアでの活動を妨げるようなデザインやカッティングのウェアは、あくまでも街着である。 |
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