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Camping
寒くなればなるほど、テント内での快適性を求めたい。



 悪天候あるいは雪上でのキャンプとなれば、テント内での生活が重要になる。リビングであり、ダイニングであり、寝室であり、キッチンとなるテントは整理整頓が要求される。複数で利用するテントならば、マットをテントの壁に沿って敷き、中央にストーブを設置する……という基本的な配列がある。個人装備は各自の傍らへ、炊事用具や食料はまとめてテント内のコーナーに保管する。燃料は、気温が下がると効率の落ちるガスカートリッジは例外として、燃料の補給を含めて外へ。狭いテント内では余計な動きを避けるようにすることが大切である。

 さて、寒くなったら1番に気にしたいのが『暖房』だろう。ランタンと同様にガソリンを使用するヒーターもあり、リフレクター付きのモデルともなればテント内部をかなりの暖かさにすることもできる。オートキャンプなど、ある程度の荷物を持っていくことができる場合には重宝するだろう。

現在のテントは、想像以上に快適に過ごせる。しかし、それはアウトドアにおける知識とアイディアによって生かせる。
 しかし、自分で背負える荷物だけでのキャンプ行では携行に難がある。また、相応の大きさのテントとなるだろうから、炊事用ストーブだけで充分かもしれない。ランタンからの熱、あるいはストーブの空焚きだけで充分な暖が取れるはずだ。いずれにしても、テント内で火気を扱う場合は換気をまめに行い、酸欠には充分気をつけることが大切である。
 そして大切なのが『灯り』である。その昔はロウソクということもあったが、今やロウソクの灯りは、ムードを高める間接的な存在でしかない。荷物に余裕があれば携帯用のランタンを幾つか使って、キャンプサイトを演出することも可能である。実際、街の明るくて当たり前……という感覚はアウトドアで通用はしない。暗い中で調理をしたり、食事をするというのは、味気ないというよりも不安感も出てくる。

 そこで、必ず携行したいのが個人用のヘッドランプである。暗くなったときの作業に、これ以上に役立つアイテムはないだろう。最近のモデルでは省エネでありながら、より明るいタイプが数多く発売されている。プロの登山家のアドバイスとしては、

「山行の際は必ず新品の電池にすること……」

 究極のアウトドアライフといえば、雪山や極地の探検を思い浮かべる向きは多いだろう。寒冷地における具体的なノウハウともなれば、まんまサバイバルブック1冊ほどにまとまる……だが、多くの登山家、冒険家といえども一足飛びに極地体験をという訳ではない。秋から冬にかけてのデイキャンプ、標高の高くない里山での雪上キャンプは、その入り口である。

 場合によっては氷点下の気温で食料が凍ることも、アウトドア・ウェアが硬くなることもあるだろう。そこで凍ると処理に困る物はキャンプ用に不向きであると知り、個人用装具は常に身の回りに、寝るときに履物は一緒にシュラフに……といった知恵やアイディアも出てくる。自然は常に快適な環境ではないから、人は知恵を使うということを体感できるだろう。

 寒いからアウトドアスポーツの季節では無い……という考え方は、まったく逆の発送なのである。


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