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食はキャンプにおけるメイン・イベント。工夫次第で、いくらでもグレードアップするものなのだ。
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近所の公園でのデイキャンプから、リゾートでのキャンピングまで、食事はキャンプにおけるメイン・イベントである。暑い夏場は、どうしても簡単に済ませてしまが、これからは”食の秋”に相応しいキャンピング・メニューを考えて計画を練ってみたい。とは言うものの、家庭のキッチンとは違うので、凝りに凝ったメニューも程ほどにしたい。簡単かつ誰もが好むメニューであることが必須条件となろう。
欧米の HOW TO 本でよく書かれている『スパイス類なら荷物にならないし、簡単なメニューにアクセントが付けられる……』という、ワンポイント・アドバイスに注目したい。キャンプ地における食材は新鮮なものと考えるのならば、結局は誰もが同じ物を口にするという極論になる。調理方法にしても肉を焼く、野菜を煮込む……やはり制限も生じてしまうのである。そこで登場するのがスパイス類という訳だ。簡単にインスタント食品であろうと、スパイスの扱い方次第でオリジナル・テイストを楽しむことができる。独自のレシピを……とまで自信が無いのならカレー粉(固形ルーよりも応用が利く)を準備するという手もある。スナック菓子から本格的な料理まで、カレー味は日本人の食生活と結び付きが深い。もちろん、ちょっとした隠し味にも活用できる。
また、アウトドアでは不足気味となってしま野菜も、屋外ならではの手法で食べたい。塩水にひたしておいた野菜を炭において焼いたり、串焼きにすると想像以上に野菜が多く食べられる。とくに、トウモロコシやジャガイモなど皮ごと焼けば、家庭料理以上に美味しさは倍増すること受け合いである。現地調達の新鮮な野菜ならば、野菜スティックにして食べるということもできる。アウトドアだから野菜不足になる……というのも大きな誤解なのかもしえない。極端な話、現在のキャンプ場は手ぶらで出向いても、現地でレンタル用品や食材の調達が可能である。だからこそ、こうしたテクニックが生きてくる。
さらに、宿泊利用者の大半が食事付き利用を占める山小屋でも、自炊を楽しむ向きは多い。山小屋をホテルや旅館と一緒に考えている……と嘆くベテラン登山者も多いらしい。”山で取れた植物や山菜を、その場で調理する”というのはグルメの真骨頂とも呼べるのではないだろうか? 実際、自炊専門の山小屋や別棟の自炊小屋を持った山小屋もあり、知る人ぞ知る存在なのである。もちろん、こうした登山での自炊はコンロ、コッヘル、スプーンセットといった『山登りにおける三種の神器』が不可欠となるが、1回でも経験すればアウトドア観が変わるというものである。
山小屋における自炊は、その施設や山小屋の受け入れ態勢で、それこそピンからキリのレベルが存在する。それだけに、利用する向きは問い合わせてみることを進めたい。一般的なキャンプ場ならば、現地に到着してから買出しなどの準備も可能だろうが、山小屋を利用するような縦走ルートを行く場合はそうはいかない。食材の準備や水場の確認、といった事も大切になる。しかし、そうした準備を経てのアウトドアでの食事は格別なものである。
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