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| Generation Y が次代のニュースポーツの鍵を握る……。 |
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| X-GAME の特徴を表現するキーワードに『いかにGravity(重力)を跳ね返して、Air(空中)に留まるか?」あるいは「Extreme(過激な)技術を見せるか」が醍醐味となる。20世紀初頭にPlay(楽しむ)という概念で定着したスポーツは、100年の歳月を経て進化した解答でもある。 |
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ダグラス・クープランドの『ジェネレーションX』が叫ばれて久しい。21世紀となった今、最もアクティブな世代とは1977年〜1990の間に生まれた10歳から24歳までの『ジェネレーションY』である。少々、ビジネスライクな話題となるが、全米で
Y世代は約5,800万人の人口を抱え、年間2,500億ドル以上の可処分所得を消費するといわれている。一方のX世代は、1981年以降に生まれた世代で6,000万の人口を抱え、そのうちの約半分3,100万人はティーンエージャ−として2000年に1,410億ドルを消費したという。
社会学者のJonathan Pontellによる世代の区分けによれば、その定義に関してはさまざまな見解があり、正確に年代を区分して世代を何々とは定義できないという。ただし、その世代の特徴としては『クリックするために生まれたきた子供たち』とも評され、コンピュータ化の進んだなかで子供の時からデジタル化された生活をして、他の世代とはかなり違う思考と行動様式をもっているという。
そして「X Games」は米・3大ネットワークのひとつABCとESPN、ESPN2によって全米2,500万世帯をカバーするTV番組であった。全世界から延べ30万人の競技者がイベントに参加し、全世界で放映された。この番組のスタートした当初は5歳から15歳のY世代にとって、MBA(メジャーベースボール)、NBA(バスケットボール)、NFL(フットボール)を超えた存在である、と言い切る専門家もいる。実際、子供向けケーブルTV局で実施されたNickelodeon Kid's Choiceでは、スケートボーダーのTony Hawk(トニー・ホーク)が男性アスリートのNo1に選ばれており、タイガー・ウッズやマイケル・ジョーダンは候補にも挙がらなかったのである。21世紀直前、1999年のベースボールの全米・プレイ人口は100万人、その2.7倍の270万人が実際にインライン・スケーティングを楽しんだという数字がでている。S.G.M.A.(全米スポーツ用品協会)は『この数字は21世紀になれば、さらに広がるだろう……』という公式コメントを出している。
もはやエクストリーム・スポーツは、単純なスポーツとしての枠組みを超えてY世代のカルチャーとして定着していると言ってよいだろう。独自の音楽、ファッション、行動様式……。実際、ウォールストリートが見逃すはずはなく、スケートボード業界だけにかぎっても、成長率は過去8年間で118%という驚異的な伸びを示し、スケートボードのセールスは1995年にX Gamesがスタートした以降3倍に跳ね上がり7,200万ドルとなっている。前述の超人気スケートボーダー、T・ホーク(日本でも根強いファンも多い)のビデオゲーム、自伝、ファッショングッズ、そしてスケートボードのギアはベストセラーである。ちなみに、アメリカでW-Cupが開催され人気が上昇したと言われるサッカー業界の8%の成長率と比較すると爆発的なことが理解できる。総額650億ドルと呼ばれる全米のスポーツグッズ市場では、このエクストリーム・スポーツの出現は救世主とも呼べるものなのである。
一方、以前にも紹介したが、日本でも『ニューウインタースポーツ研究委員会』が、新型の雪上器具の誕生と普及に伴い、スノーボーダー等に対しての安全の確保・認知を徹底すべく、安全対策・普及拡大を働きかける研究会として発足し、普及や安全性を研究している。実際、日本でも急速にこうしたニュースポーツが普及し、全国のスキーリゾートの認知や安全性の確保が急務とされいる。いわゆるエクストリームスポーツがきっかけで、スキー以外のスポーツもウィンターリゾートで安全に楽しめるようになってきているのが嬉しい。
ウィンタースポーツとなると、日本ではそれを楽しむフィールドが限定されてしまうため、スキー場や諸団体が先行せざるを得ないが、実際にスポーツグッズを購入して楽しむユーザーの事を考えた規制やルール作りを望みたい。他のスポーツでも同様だろう。アウトドア用品にしても、いわゆるエクストリーム・テイストを打ち出したデザインやラインナップも珍しいものではなくなったが、それを活用する場やノウハウを前面に打ち出して欲しい。ただ注目されている商品だから売る……では、スポーツ・カルチャーの熟成は望めないし、スポーツ産業といったカテゴライズも無意味な存在となってしまうに違いない。
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