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今、話題の新世代ワックスは純度100%の液体テフロンだ。


The NOTwax Pocket Puck
The Zardoz NOTwax Refill、The Cerax CL B Liquid Base Wax for Klister & Kick Wax


 スキー及びスノーボードの滑走面(ベース)に使用される素材は、基本的に硬い物質である。しかし、分子レベルで隙間があり、そこに液体を吸収するという性質を持っている。よく言われる”シンタードベース”とは不規則(非結晶質)なために吸率は極めて高い。通常、スキーやスノーボード用のワックスやベースワックス(シリコンやパラフィン系が大半)は、表面に接着する働きに頼っていて、数ミクロン以上はベースに吸収しない。

 理論上、もっとも水を弾く素材はテフロン(フッ素)といわれる。ご存知の通り、テフロン加工されたフライパンは極めて安定した撥水性を保つ。そのテフロンを滑走用ワックスとして開発する事が、ワックスメーカーにとっての課題とされていた。現在、話題となっている、米・ZARDOZ社が開発した『NOT wax』は純度100%の液体テフロンである。そのため、ドライフィルムあるいは固形のフッ素、あるいはPTFE(Polytetrafluoethlene)系ワックスとは全く別の素材である。

 この『NOT wax』は低い粘性で、表面張力も弱いため、シンタードベースに奥深く入り込み、かつ毛細管現象で滑走面が雪面に触れるまで留まる。そのため、液体テフロンは長時間にわたって変わらぬ滑走性と滑走感覚を保持してくれる。そして、その最大の利点は化学作用をないばかりか不燃性で臭いも毒性も無い。

 また、NOT waxはオゾン層も含めて地球環境に影響を与えない。従来のワックスは石油製品から製造されているため可燃性で、PTFE ともなればフッ素ワックスは有毒ガスを発生していたのである。そうした事を考えると、これはワックスに大革命をもたらしたものと断言できる。もちろん、前述も純度100%のため溶剤も用いられていない。

 しかも、いわゆるワクシングも、NOT wax含ませたフェルトでベースに塗布するだけで、アイロンがけやスクレーピング、乾燥も不要。しかも気温や天候に左右されず、塗布するだけで理論上最高とされるソールの滑走性を発揮する。その効果も、シンタードベースの場合、ハイシーズンで2日から5日間は効果を持続する。湿気や摩擦力のある雪でも丸1日以上持つ。したがって、市販化されたポケットパック1個で約20〜30日の滑走が可能ということになる。また、カーボングラファイトベースの場合、少なくとも2日間効果が持続するデータも好評されている。

 現在のところ、潜在的な問題点があるとすれば『NOT wax』を塗布した直後に低温の新雪(-23℃以下)に飛び出した場合に滑走性が落ちるという事。この場合、滑走前に、余分なNOTwaxをティッシュかペーパータオルで軽く拭き取る必要がある。余分な液体を拭き取り、滑走面をスムーズにしておくことが必要なだけである。

 また、レーシングレベルでは NOT wax をベースワックスにして、ハードワックスをトップコーティングするテクニックもある。これは、それぞれのワックスを単独に使用するよりも滑走性能が飛躍的に向上することが立証されている。

●問い合わせ エバニュー ウインター用品販売部 TEL03-3649-4901 ホームページ Welcome to Zardoz NOTwax online....(英語)


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