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Camping
標高が高まるにつれて、足場も変わる。条件に合ったブーツを履きたい。

指導&資料提供/ICI石井スポーツ登山本店

 スニーカーを含め、ローカットのシューズは履き易く、軽量です。しかし、あくまでも舗装路や整地された場所を歩くという条件下でのこと。登山靴では、アプロ―チシューズと呼べる機能しかありません。登りや下り、泥濘地あるいは岩場を歩行する場合、人間の足には想像以上の不可がかかるのです。もっとも判りやすいのは下り坂での歩行です。ローカットのシューズの場合、足首を保護しないため、つま先に負担がかかります。これは、シューズの良し悪しではなく、必要な機能を持っているか持っていないか?――ということが大切です。
 また、サイズ選びも同様です。街中で履くスニーカーは、ソフトな履き心地でサイズもルーズ気味の感じでも問題は起きにくいでしょう。しかし、しっかりと造られたソールと、それに見合った素材とで構成されているアウトドアシューズにルーズ感覚は通用しません。
 試し履きにおいては、足長であるサイズは無論、甲の高さや幅をチェックして足入れしてみましょう。その際、つま先がシューズ内で先に当たったとき、かかとに指が1本入るのがベストサイズとなります。
 次にヒモを締めてみましょう。かかとをしっかりとつけて、前の部分から締めていきます。その際、不自然な圧迫感やゆるい感じを受けなければOKです。長時間履くのですから、自分の足から受ける感覚から客観的に判断しましょう。単純に、デザインやブランドに引かれてはいけません。

*アウトドアにおける履物の機能(名称)は、標高によって変ってくる。
防水性を重視したブーツ選びが大切。

 アウトドアにおける天候の変化を考えるのならば、防水性を重視するのは当然のことです。現在では、防水性と通湿性を備えたゴアテックス素材を採用したアウトドアシューズがポピュラー化しています。おかげで、多少の雨や水溜りも問題ありません。
 そのゴアテックス、カタログや専門誌では語られるている例は少ないのですが、そのシューズはどこまで水に浸かって大丈夫かを判断する基準をお教えしましょう。ゴアテックスを採用するアウトドアシューズであれば、どこかに”GORE-TEX”の文字を発見することができます。注意してみると、その場所が微妙に違うことがわかります。これは、ブランドが違う、デザイン的な問題というのでありません。「このマークの位置までゴアテックスのライナーが入ってますよ」という表示なのです。したがって、同じようなハイカットブーツでも、足首下までがゴアテックス、足首上まで全部がゴアテックスと判断できるわけです。したがって、浅瀬を渡る場合、どこまでブーツを水に浸けられるか?――という判断の基準になるのです。
 また、雨具にスパッツと組み合わせれば防水性は、さらに高まります。いずれにしましても、足元を固めれば、アウトドアにおける快適性は高まるということを知っておいてください。

アウトドアにおいて、コットンソックスは機能的ではない。
 長時間の歩行を前提とした登山の世界ではコットンソックスは履きません。確かに吸湿性という機能だけみれば、コットンは優れています。しかし、乾きにくいので、街履き用よりハードな造りであるアウトドアシューズの場合には蒸れの原因ともなります。そして、コットンソックスは、靴擦れやマメの原因となるリスクも高いのです。逆に、ウール素材にはクッション性も高いという特性もあります。
 吸湿速乾性を考えると、ウールに優る素材はありません。セーター(Sweater)という言葉の意味を考えてみてください。汗を吸う(Sweat)という機能から生まれた言葉なのですから。
 では、気温が高く、ウール素材の保温機能が必要無いという条件では? 薄手のウールソックス、あるいはポリエステルやポリプロピレンといった素材のソックスが快適です。後述のポリエステル、ポリプロピレンのソックスは”硬い皮の登山靴には必要とな靴下の2枚履き”にはインナーソックスとして、フィット感を高めるためにも使用します。また、新素材を採用したソックスも登場しているので、通年アイテムとしてソックスも揃えたいものです。

お奨めマウンテン・シューズ &ブーツ6足
 数多くあるマウンテンシューズ、ブーツの中から、売れ筋と注目したいモデルをピックアップ。いずれも
実際に足入れして、サイズや自分の足型との相性を探ろう。(価格はいずれもICI石井スポーツ登山本店での実勢価格です)
AKUステルビオGTX \20、800
ウォーキングシューズとしては珍しい部類の、ゴアテックス・ライナーを採用したモデル。それだけに真面目に作られたシューズと言える。街履きに一番近いデザインで、山岳愛好家がスーツに合わせた普段履きとして購入していくことも多いとか。また一方で、派手になっていくトレッキングシューズを選ぶことに躊躇する年配の人にも人気があるとのこと。
Kランド・スパイダー \14、800
スパイダーの名称通り、ボルダリングシューズ系デザインのトレッキングシューズ。アウトドア用シューズにはおなじみのビブラムソールではなく、独自のヘキサゴンブロック・パターンが特長的で、注目される1足。また、ソール側から見ると、足型に合わせたタイトな形状になっていることがわかる。岩場など、硬い地盤で真価を発揮するモデルだ。
Kランド・エンデュランス・ロー \13、200
軽量(440g)かつ堅牢な造りで、ローカットのアプローチシューズとして注目されている。また、同じシリーズとなるエンデュランス・ミッド(\14、200)は、山岳マラソン用シューズとしても愛用されるほど信頼性が高いモデルである。
AKU・ハイカー \14、800
タウン〜キャンピング、林道歩きと幅広く対応するアプローチシューズ。比較的、幅広の造りで日本人向きと呼べる。長時間の歩行でも楽な造りとなっている。オーソドックスなスニーカータイプで、春〜夏にかけての基本アイテムとして、1足持っていたいタイプだ。
Kランド・プルームK・GTX \21、250
軽量化を重視して造られたハイキングブーツ。ハイカットのブーツながら、520gという軽さを誇る。その秘密は、足首部分の保護を目的に採用されたケブラーコーデュラにある。そのため、履いた感じでは軽さを感じるものの、ブーツ全体が高い剛性を持っていることが感じられる。
Kランド・トレックトラクションGTX \30、600
6本爪のアイゼンにも対応するビブラムソールの軽登山靴。ゴアテックッス・ブーティを採用し、防水性も高い。夏山縦走(小屋泊まり)に適したブーツとして、ICI石井スポーツ登山本店では一押しのモデル。また、このKランドはデザインの面でも、従来の登山靴から進化していていて、注目したい1足である。


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