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Camping
MTBで林道駆けるなら、事前の調査とマナーは厳守したい。
MTB本来の魅力はトレッキングコースでわかる。初めて走る林道は、ちょっとしたアドベンチャーの気分になる!

 本来は、林業関係者や地元の生活道路として存在しているのが林道である。一部、観光道路と化してはいるが、一般公道を走る以上にマナーが要求される場合もある。実際、心無いオフロード車オーナーによって荒らされ、閉鎖されてしまったコースは全国に多々ある。アウトドア愛好家ならば、キャンプやハイキング・エリアへのアプローチとして林道を走る機会も多いので、林道(ある意味で日本のリアル・オフロード)の走行には万全の注意を払いたい。林道が荒れ、閉鎖の理由となるのはゴミとスピードの出しすぎだという。
 一方、夏場のスキー場を開放したコースが人気のMTB。エリア内の設定コースがクローズド・サーキットなら、林道コースはツーリング・コースと呼んでよいだろう。週末を設定されたMTBエリアを走るのも良いが、新たな林道探索ツーリングもアウトドアスポーツの醍醐味となる。すでにネット上でも多くの林道を紹介するHPも多いが、大型4輪駆動車やオフロードバイクでは少々狭い林道をMTBで走破する楽しみも発見できる。

有名な林道はクルマやモーターサイクルと遭遇が。だから東伊豆が穴場。
↑花の散歩道は大川の町外れにある ↑最初はこの舗装道に戸惑うが……

 今回アプローチしてみたのは東伊豆の林道「大川小溝線」である。ご存知のとおり、旧天城峠や修善寺方面からアプローチできる有名林道は中伊豆に多いが、天城高原の万次郎岳(標高1300m)の南東稜には小さな林道が何本もある。実際、天城高原のトレッキングコースと近接したコースもあって、MTBならかなりの走り応えがある。ご存知の通り、伊豆高原〜大川間の国道135号線(なぎさライン)には天城山脈の稜線がそのまま張り出していている。ベースポイントとなる大川の町へは八幡野からの旧道へアプローチしよう。 大川の町はずれに「花の散歩道」と命名されたトレッキングコースがある。四季折々の花が咲くウォーキングコースとして知られている。その看板が林道・大川小溝線の入口である。この看板から万次郎岳の中腹となる林道最高地点まで11kmである。「たった11km?」と思う方もいると思うが、林道の勾配はかなり急な部分あって、往復22kmのコースは満足のいくMTBトレッキング・コースとなるはずだ。
 しかし、林道とはいっても東伊豆町の生活道路とあって舗装化も相応に進んでいる。とくに、下部は荒れていないアスファルト舗装でロードレーサーでも走行可能なくらいだ。ところが舗装の一部がコンクリートとなり、ガードレールの無い急勾配に差し掛かると、段差やギャップ、石が現れてくる。標高が上がるにつれ、伊豆半島東海岸に広がる眺望は見事になるが、同時に一気に駆け上がることのできないコースであることを知ることになる。途中、道幅が広がり車両同士が対面通行できる場所もあるが、基本は方車線道路であることを忘れずに。坂道は「登り優先」であるが、時折通行している車両には注意したい。 ちなみに、途中に水場は無い。MTBのボトルに水、携行食は大川の町で用意しよう。クルマならご法度となることだが、景色の良い場所で休止しながら登っていこう。木立に囲まれた部分多いが、直射日光が当る稜線上の部分もある。
 林道・大川小溝線の最上地点には東伊豆町による看板が立っていた。ここで改めて林道走行における注意書きがあったので紹介しておこう。

 林道の規格・構造は、公道と異なり路肩の保全・法面での落石防止等の処理が十分でありませんので、利用される方は次の事項を厳守の上、走行してください。
1.降雨・降雪時には、スリップまたは落石の危険があります。
2.車のスピードは、20km/時速としてください。
3.夜間または濃霧のときの走行は避けてください。
4.見通しの良い場所での駐車は避けてください。

↑稜線上に出ると東伊豆の海が眺望できる ↑先の見えないコーナーには要注意!

 また、林道最上部から万三郎岳方面に向かうと休猟区の看板があった。ここが天城の野生動物の住みかの真っ只中であることがわかる。猟の季節となると、狩猟区画から猟銃の発砲音と猟犬の鳴き声も聞こえる。木立に囲まれた最上部地点での眺望は望めないが、林道=アウトドアフィールドであることが確認できた充実感を得るにちがいない。

●伊豆大川に関する問い合わせ先 東伊豆町観光協会 0557-95-0700、東伊豆町観光商工課 0557-95-6301


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