|
|
|
|
| 歩くことは運動の基本。ハイキングで身体のチェックをしよう。 |
日常生活よりも、さらに目的を持って、より長い距離を歩く……ハイキングのメインはウォーキングの延長線上にある。それだけに、正しい(疲れない)歩き方が大切になる。ちょっとしたコツをつかむだけで、今までは長時間の歩行によって生じた弊害も防ぐことができるものなのである。
まず、フォームのチェック。可能ならばペアで、互いのウォーキング・フォームを見てみよう。もちろん、歩き方にも、ひとそれぞれのフォームがある。しかし、はた目から見て、不自然な歩き方は余計な負担をかけていると思ってみてよいだろう。
| ・ |
自然に立ったとき、身体の水平のライン(肩など)、垂直のライン(頭〜背中)が傾いていないか? |
| ・ |
正しい姿勢で歩き続ける感覚を持っているか? 視線のチェックも忘れずに。 |
一方、運動中に起こるトラブルの多くは、急激な心臓への負担が原因というデータがある。長時間の歩行となる山歩きも同様。身体を運動するために適した状態へもっていくウォーミングアップ、筋肉をリラックスさせるストレッチング、心臓へ負担をかけぬよう徐々に普段の状態へもっていくクールダウン……怪我の防止や疲労回復を即す意味でも、必ず行いたいものだ。
さて、足は第2の心臓とよく言われる。それは、脚部が運動することによって、筋肉中の血液が循環される”ミルキング・アクション”と呼ばれる働きからきている。脚部、腰の屈伸は”筋肉の圧迫〜開放”によって静脈血を心臓へ送り込むポンプ作用を行うことになる。この、ミルキング・アクションが活発になればなるほど、心臓の負担は軽減される。もし、心臓だけで全身に血液を送り込むのならば、人はたちまちの内に脳貧血を起こすとも言われる。
人類が直立して二足歩行の状態になりながらも、頭を働かせることができるのはミルキング・アクションのおかげなのだ。歩きながら考え事をすると、発想がひらめくという理由もそこにある。
| 歩行によって得られるエアロビクス効果を考えてみよう。 |
エアロビクス(有酸素運動)は、何も負荷の無い無重力空間で宇宙飛行士に効率の良い運動を行わせる、という発想から誕生した運動理論である。ランニングやダンシングという、いかにもエアロビクスという運動に対して、ウォーキングは身体への負担が少ないが長時間続行が可能な”ローインパクト(低衝撃)なエアロビクス運動”である。
エアロビクス効果を得るには”週3回以上+1回15分以上”という指針があるが、毎日を正しい歩きかたで過ごせば『ハイキングのために、特別何かをする……』という考え方は不要なのである。
ちなみに、健康のために『1日1万歩』とい基準がある。体重65kgの人が1万歩歩くと、消費されるカロリーは1500程度と言われる。これは平均的な成人が1日に摂取するカロリー量の半分以上である。身体の新陳代謝、あるいは生理的に必要とされる基本的なカロリーは1500程度と言われるが、普通の食生活に行い1日1万歩を達成していれば問題無いということが、お分かりだろう。
ダイエットとは本来"方針”という意味だから、しっかり歩くという考えを持ち、実践すればダイエット中ということになる。さらに、歩行した記録を取っておけば効果的だ。 専用のノート(手帳などでOK)に歩いた距離、身体のコンディションなど、気が付いたポイントをメモする、ルートマップなどへの書き込みも行う。
そうすることによって、自らの健康管理のみならず、アウトドアにおける次の目標や目的など、具体的な計画への指針ともなる。さらに、ハイキングで得たウォーキング(エアロビクス)効果を、さらに実感できるはずだ。
|
|
|
|
|