|
|
|
|
| 秋から冬のハイキングは伊豆半島を縦断する天城山を目指そう! |
伊豆半島といえば海に囲まれ、夏のイメージが強い。しかし、1年を通じて温暖なことから、秋〜冬にかけてのトレッキングに最適なエリアである。観光イメージが強いが、アウトドアスポーツ好きは見逃せないエリアだ。
とくに東伊豆の伊豆高原(ほぼ駅前スタート)のウォーキング、トレッキングが日帰りで楽しめる各モデルコースが設定されている定番中の定番だろう。伊豆高原一帯は、天城火山の溶岩台地に広がる地帯で、多くの別荘地がある場所としもて知られている。そのシンボルと呼べる標高581mの大室山は「お鉢巡り」と呼ばれる火口を周回することができる。
その大室山の裾野に広がる4000平方mの公園は、35種・3000本の桜が植林された「さくらの里」として知られている。十月桜、寒桜、大島桜、ソメイヨシノ、一葉、里桜などなどがあって、夏季を除き、1年の内10ヶ月の間に「お花見」ができる結構な場所だ。春のお花見シーズンともなれば、伊豆高原の桜並木は文字通り”桜花のトンネル”と化し、大室山を目指せば桜づくしとなる。
さて、その大室山から望める「天城山」は独立した山は存在しなのをご存知だろうか? 伊豆半島の最高峰である万三郎岳(標高1405.6m)を中心とした万ニ郎岳(標高1300m)などを天城連山を総称して天城山と呼ぶのである。その規模は伊豆半島の3分の1を占めるもので、実は休火山なのである。
伊豆高原から天城高原へ向かい、そこをスタートする「天城縦走ハイキングコース」は、八丁池を抜けて天城峠を抜ける日本100名山の相応しいものである。伊豆半島の緯度、天城山の標高から、通年楽しめるコースとしてお薦めできる。伊豆半島自体が海に突き出た山岳地帯と言われる所以も理解できるはずだ。実は地質学的にも、伊豆半島は本州とは異なっていって、独自の生態系を持っているのだ。
天城山を中心としたエリアの年間降雨量は3、000mm。日本国内でも高温多湿で、樹木が育つには最高の環境と呼べる。天城九木と呼ばれる松・杉・檜(ひのき)・もみ・欅(けやき)・樫・つが・楠(くすのき)・栢(かや)をはじめ、ブナ、ヒメシャラ、アセビといった樹木が広がる原生林が形成されている。シダ類も多く、その種類は実に280種類。天城山を北限とする南方系のコケ類もあって、日本の他の山とは違った光景が広がる。天候がもっとも安定しているのは4〜5月、10月以降の冬となっている。また、野生動物の宝庫で、64種類の野鳥や天然記念動物の生息地もある。
天城でのハイキングコースは、往復4時間少々の初心者・家族向けコースから本格的な縦走コースまで、レベルに合った各コースがあるので秋山を満喫する計画を練ってみてはいかがだろうか?
|
|
|
|
|