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秋のハイキングこそストレッチングの効果がはっきり出る。

 ストレッチ(Stretch)とは文字通り”伸ばす”あるいは”引張る”という意味である。ストレッチングとは、身体本来が持っている柔軟性を発揮すべく、各部の筋や腱を引き伸ばすことである。例えば、欠伸(あくび)をするとき、両腕を上げて伸びをするが、これは身体が自然に動くストレッチングの一種と専門家は指摘する。

 また、人問だけではなく、犬や猫といった動物達もストレッチングをする。色々な姿勢や体勢で身体をストレッチすることは、単に背すじのみならず、全身の筋や腱をくまなく引き伸ばすことができる。欠伸や伸びをすることで気分が一新され、さらに全身各部の筋や腱を伸展させると、気分的な面のみならず生理的な面での効果が高い。

 さて、ストレッチングは理想的なウォーミング・アップとなる。ハイキングなどで長時間の歩行を行う際も、軽く屈伸したり足首を回すだけで、足の運びや疲れ方も違ってくるというもの。であるが、いきなり強く行うと、逆に故障を招くこともあるので注意したい。一般に誤解されがちだが、柔軟体操のように反動をつけて行うことはストレッチングとは違う。現代のスポーツ医学において、反動などを利用する柔軟体操はバリスティック(Ba11istic=弾道的)ストレッチングと呼ばれ、危険な方法とされている。

 正しいストレッチング方法とは”静かに、かつゆっくり”とスタティック(Static=静的)に行い、筋や腱に程よい緊張が感じられたところで、動作を止めて、そのままの姿勢を10〜15秒間保持し続けるというやり方である。この、反動をつけずに静かに行うというところが、ストレッチングの最も大切なポイントとなる。

 軽い屈伸や伸びでも構わない。長時間のウォーキングとなるハイキングだからこそ、ストレッチングの効果を理解し、場合によっては寒さも感じる秋の行楽シーズンを楽しみたい。以下の項目を理解するだけでも、正しいストレッチングをモノにできるはずだ。

ストレッチングは段階的に
ストレッチングのし始めで10〜15秒間姿勢を保持できたら、1度リラックスして、次にまた20〜25秒間姿勢保持を行い、さらにまた30〜35秒間これを行う……そうした、段階的に時問や強度を増してゆくのが好ましい。いきなり強い負担をかけるやり方は筋や腱を痛めてしまう。
オーバー・ストレッチングは禁物
筋や健は、ある程度緊張が感じられるまでストレッチしないと、ストレッチ効果が生じないが、痛いのを我慢して無理にストレッチすることは禁物。無理にストレッチすることはオーバー・ストレッチング(OverStretching=過伸展)となり、逆効果となり、筋や健を痛めることがある。ストレッチングとは、あくまでも強過ぎず弱過ぎず、加減をしながら行うことが大切。
あくまでも自己のべ一スで行うこと
身体の柔軟性には個人差があり、日によって柔軟度が異なることもある。同時に、身体の部分によっては柔軟な関節、そうでない関節がある。ストレッチングとは、他人との競争ではない。したがって、マイペースで行うことが大切。
また、前回はあそこま伸びたから、いつもははここまで伸びるとか、左はあそこまでいったから、右も同様に……という感覚を持ってはいけない。常に、その時々の筋や腱の状態に合わせて、適度に無理をしないで行うことがストレッチングである。
リラックスをして行うこと
ストレッチングはリラックスをして行うことが大切です。呼吸を止めたり、歯を食いしばったりして行うことはいけない。ごく普通に呼吸をしながら、肩の力を抜いて行うことが大切である。
ストレッチングは習積に
身体の柔軟性を保つにはは、毎日の規則的にストレッチングがもっとも効果的と言われる。1回や2回のストレッチングで効果がもたらすわけではない。例え、短時間でも毎日行う習償をつけることによって身体の柔軟性が保たれる。ハイキングやスポーツなどのの前後に習慣つけるのが好ましい。1度のストレッチングに対する効果は、せいぜい1〜2時問ぐらいしか持続しません。長時間のウォーキングとなるハイキングでは、休憩時間に短時間のストレッチングを挟むと疲れも残らない。

 以上の項目を守って、正しいストレッチングを行うと以下のような特徴と効果が期待できる……身体が柔軟になり、かつ全身の血行がよくなる。したがって、フィジカルな面、メンタルな面共にリラックスさせる効果が生まれる。そうした効果は、アウトドア活動の効率が高まり、傷害や筋肉痛の予防へと結びつくのである。


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