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| ウォーキング人気が呼んだマイカー規制。その効果は? |
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| 伊豆高原からスタートする天城トレッキングのゴールが、ここ天城トンネルなのだ。貴重な文化財を慈しむのもアウトドア愛好者の義務でもある。 |
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すでに新聞報道でもご存知の向きも多いと思うが、去る11月16日〜19日までの4日間、伊豆半島の名所である旧天城トンネル(現・天城山隋道)が車両通行規制を行った。川端康成の名作『伊豆の踊り子』の舞台でも知られ、冬も温暖な伊豆半島にあって秋〜冬の間もトレッキング・コースとして人気がある。
ハイキング、あるいはトレッキング・コース付近の車両通行規制は上高地や尾瀬といった場所では、環境保護といった意味でお馴染みである。上高地は1975年から期間限定の規制に始まり、1996年にシーズン中の許可車両を除いて通年通行止めとなった。また、群馬、福島、新潟の3県にまたがる尾瀬の場合はシーズン中も断続的な通行規制を行っていて、観光バスやタクシーの通行規制も行うようになっている。
一方、天城山隋道は明治37(1904)年の完成以来、100年近い歴史を持っているが、1970年の新天城トンネルの誕生と、その無料化によって役目を終えたという経緯がある。全長約6.3kmの旧道は『昔の街道の姿を取り戻したい』という趣旨によって、観光用として注目を集めている。
ところが、旧道とは言っても、天城山隋道はれっきとした国道でもある。それだけに、トンネル内における歩行者と通行車両のトラブルもあり問題になっていたという。また、観光バス利用の日帰りツアーで天城越えを手軽に楽しむ……という人も多い。
今年の6月、全長446m・幅3〜5mの天城山隋道が『現存する国内最長の石造道路トンネル』として国の重要文化財として指定された。今回の車両通行規制は、そうした文化財保護の観点から行われたものなのである。
以前にも紹介したが、伊豆高原から天城高原へ向う「天城縦走ハイキングコース」は、八丁池を抜けて天城峠を抜ける日本100名山のひとつである。この地域の年間降雨量は3、000mm、日本国内でも高温多湿で、樹木が育つには最高の環境である。天城九木と呼ばれる松・杉・檜(ひのき)・もみ・欅(けやき)・樫・つが・楠(くすのき)・栢(かや)をはじめ、ブナ、ヒメシャラ、アセビといった樹木が広がる原生林、シダ類も多く、その種類は実に280種類を超える。また、天城山を北限とする南方系のコケ類もあって、日本の他の山とは違った光景が広がるのである。天候が安定する4〜5月、10月以降の冬が絶好のハイキング・シーズンなのである。また、野生動物の宝庫で、64種類の野鳥や天然記念動物の生息地もある。
アウトドアというと環境保護を思い浮かべる向きが大半かと思われるが、こうした文化財保護の意識を持ってトレッキングを楽しむ事も大切ではないだろうか?
●問い合わせ 天城湯ヶ島観光協会ホームページ
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