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| 夏山診療所からの報告例では、外科処理よりも内科系治療が大半とは……意外と思われるだろうか? |
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夏山に限ったことではないが、登ろうとする山の実態をよく調べ、各自の経験・技術・体力に応じた山を選び、無理のない日程(行動)を組むことが必要となる。また、装備品の不備・欠陥は、直接、遭難事故に直接結びつくので、事前点検を励行し、使用方法を習熟するとともに、天候や気温の急変など、厳しい自然条件に耐え得るような装備を準備することが必要となる。登山客が増える夏山を紹介するHPでも、こうした基本的な事を改めて紹介し、夏山での事故防止に努めている。
実際、夏山で山小屋泊であっても、天候の急変に備えてツェルト(簡易テント)等を携行することは常識。標高100m登ることでで0.6度の温度差が生じ、風速の1mの風で体感温度は1度下がる。冬山は防寒防風対策を万全にして行くのに対し、夏山は観光気分で天候の急変に対応した装備を用意しない……という例は多いようだ。事前に気象情報で気圧配置を知り、空の状況を観察して天気の予測を行うことも大切である。
また夏山では、暑さのため予想以上の体力を消耗するもの。体調を整えるとともに、出発前にそれぞれが健康状態を再確認するようにしたい。以前にも紹介したが、夏山診療所における外科治療よりも、6割強が内科系治療という事実もあるほどだ。
登山中における行動は早立ち・早着き≠励行することが原則。急峻な山岳地では前述の体調や気象の変化、不測の事態に対応できる余裕のある計画のもとで行動することが好ましい。また、夜間の睡眠は保温に注意して体力回復を図ることが大切になる。
一方、昨今では携帯電話での事故の通報例もあるが、トランシーバーや発煙筒といった緊急連絡用品を携行することも薦めたい。実際、携帯電話の通じない場所もあるし、自分の居場所を伝えるという意味で発煙筒は強い味方となる。トランシーバーの場合は、緊急事態発生のおける周波数をチェックしておこう。
また、万が一の遭難や不測の事態を考えて、自力救済できる装備品の携行、救急法、搬送技術等、救助に関する最低限の技術や知識を平素から習熟しておきたい。パーティを組む場合にはリーダーを決めておきたい。ひとたび遭難を起こすと多くの人に迷惑をかけるだけでなく、救助活動等に多額の費用がかかる。そのため、山岳保険等も活用したい。
登山計画書はに入山1週間〜10日程位前を目途に所属山岳会、学校、勤務先及び登山する山を管轄する警察署(現地で届け先を確認のこと)に提出したい。FAX
やEメールでの受付も可能な場合も多い。 登山計画書の書式は、コレと決まったものはないが『登山者の名前・緊急の連絡先・登山日程
(各要所に到着する予定時間など)・目的の山の名前・登山方法・行動予定 (地図や略図などで登山ルートを表示)・装備など』を明記して提出したい。
いずれにしても、ハイキング情報を得るためにもネットは十二分に活用できる。また、各地方自治体の公式HP、各都道府県警察の公式HPで紹介している例もあり、PDFファイルでダウンロードできる例もある。新潟県警察HPのように、著名な山を管轄とする県警察のHPによっては、信頼できる情報がいち早くアップロードされている場合もあるので要チェックである。
また、低山山歩のホームページのように、ネット上で実際に登山計画書が製作できるサイトもある。ちなみに下山届、というのもあるが、こちらは下山届を出すかどうかは任意となる。登山計画書は遭難しない限り開けられないので個人情報が漏れるという事はないので安心されたし。
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