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| 東北南のハイキング入門は、磐梯エリアで最高の紅葉を楽しむ。 |
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天狗の庭ごしに望む吾妻小富士。かつては、一部の登山愛好家だけに眺望がゆるされた絶景である。
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落葉樹の深い林、林の中に散りばめられたかのような湖沼群、眼が洗われるかのような自然が磐梯高原の魅力である。山ひとつを吹き飛ばしたと言われる壮烈な噴火の跡を背景にある景色は、やさしく美しい。春〜夏のピークを過ぎ、早い東北の冬が訪れる前こそ、叙情の高原ハイキングを満喫したい。
北から東へかけて、大きく盤台高原を抱きかかえる吾妻山は大小の山群である。活火山、不毛の硫化裸地、高山植物の群落、林を貫く盤台吾妻スカイラインを利用すれば、我が国の自然の魅力を知ることができるといって過言ではない。変化に富む自然の景観、航空写真さながらの大展望は『日本有数のロードパーク』とまで言わしめる。また、古い伝承と城下町である会津若松を起点に安達太良へ抜ける観光コースを取ろうものなら、日本でも珍しい異色の好旅行コースと評価されるのである。秋の盤台高原は全域が紅葉の名所である。
昭和34年、総工費4億5000万円と4年7ヶ月の歳月を経て完成した磐梯・吾妻スカイラインの全長は29km。福島側の起点は標高750m、最高点の夏の小平の標高が1622m、むひとつの起点である土湯峠の標高は1142mとなっている。壮麗なもみじ、ススキの穂波は盤台吾妻スカイラインの起点から終点まで楽しめるが、土湯峠〜磐梯高原へかけてが圧巻と呼ぶべきものがある。
松林の緑にズミ、ナナカマド、ウルシ、ミズナラなどがまじる五色沼周辺の遊歩道は、神秘的な湖沼の水の色ともみじの色で素晴らしいコントラストをかもし出す。そうした展望とハイキングを楽しむのならば、10月〜11月上旬の時期を逃してはいけない。かつて、白樺平の上部、つばくろ谷は多くの登山家にとって”秘境”とも揶揄された紅葉の名所でもある。さらに登ると、天狗の庭と呼ばれる広大なガレ場がある。ここからは吾妻小富士が長く裾野を広げる三角形に見え、灰白色の火山礫からできた山体が夕日に染まってバラ色になる時間帯は見逃したくない。
今となっては、クルマを利用して駐車場からの小ハイキングというコースが可能となっているが、日本の秋の山の美しさを一気に楽しめるという点では見逃せないのではないだろうか?
●問い合わせ 福島市観光化 TEL0245-22-1111(東京案内所 TEL03-3273-8311)
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