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自然の中で人は謙虚に、そして無理をしない……それも”バテないための極意”のひとつである。
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人間の体で1番早く老化するのは歯、次に目といわれてきたが、本当は足が一番早ようである。足は第2の心臓といわれるのは、歩くことによって足の筋肉が収縮し毛細血管に滞留しがちな血液を押し出すからである。心臓が体内に押し出す血液の循環を足が助けているのです。山歩きでの疲労は肉体的疲労と精神的疲労がありが、疲れない歩き方の基本はまず体調を調えておくことが大切になる。
以前、歩きはじめる前にウォーミングアップをすることを紹介したが、次に正しい歩き方をすることを心がけたい。起伏の多い山道では歩幅は小さくとり、上体が大きく揺れて不安定にならないようにする。”急がない・慌てない・頑張らない”が必要となる。また、同行する人を疲れさせない歩き方のマナーを守りたい。自分勝手にスイスイ先に行ったり、文句ばかり言う人はハイキングのマナーを守らない人と思いたい。
歩きはじめの20分から30分での小休止では、ザックは下ろさないで座らないのが原則。後は40分から1時間歩いて5〜10分休むようにする。このときもべったりと座り込まないのが肝心で、木に寄り掛かるとか石に腰掛ける程度にしたい。休み過ぎは次に歩きはじめが辛くなり逆効果となる。また、血糖値が下がりと疲れを感じるので、適度にアメとかチョコレートといった行動食も忘れずに。
歩くにも健康にいい歩き方の基本がある。ベタベタ歩きひきずり歩き・ちょこまこ歩き、内股歩き、外股歩き、横揺れ歩き、猫背……こういった悪い歩き方(不自然がフォーム)をすると間接を痛めたり、身体にに歪みが生じてるものである。歩く姿勢は肩の力を抜いたリラックス状態で、アゴを引いて胸を張って視線は目の高さかやや前方4〜5m先が理想となる。
| ●歩幅は個人差がある。 |
日常生活における歩幅は身長の約0.37倍と言われるが、0.45倍した歩幅が目標に。例えば、身長170cmの場合は76.5cmとなる。足は踵(かかと)から着地し、つま先で地面を蹴り出すように、リズムカルに歩く。時には後ろ歩き、カニ歩き、スキップなどをやってみると普段使われていない筋肉が刺激されて効果が倍増する。 |
| ●腹式呼吸が基本。 |
息を吸うことより吐くことに意識して歩くと効果的。吸いながら2歩歩き、吐きながら4歩歩くという具合です。歩くリズムに合わせることが肝心。 |
| ●脈拍を取ってみよう。 |
目標とする脈拍数は 『220から年齢を引いた数を0.7倍』 した数字。例えば38歳ならば脈拍数は127となる。この数字を基準にペース配分を保つ。この数字を越えると筋肉中に乳酸(疲労物質)がたまり疲れることになる。有酸素運動(エアロビクス)の効果はここにある。 |
そして、人が自然の中に踏み込むことは、自然界に何らかの影響を与えるということになる。人間意外の生物のテリトリーの中に入り、見せてもらうという謙虚な気持ちで接することが必要となる。ハイキングにおける以下の項目は厳守したい。
| ●動植物は採らない。 |
許される山菜採りは必要最小限にして採りすぎないこと。木の実も動物達の貴重な食料であり、分け合う気持ちを持つこと。 |
| ●ゴミの持ち帰り。 |
来たときよりもきれいにするがアウトドアにおけるマナー。食べ残しは動物達の食生活を乱すので必ず持って帰りたい。 |
| ●歩行中は禁煙。 |
喫煙は休憩時に、吸い殻入れは持参すること。吸い殻を捨てると、直径4m以内の生物が死んだり何らかのダメージを与えるというデータもある。 |
| ●コースを外れないこと。 |
踏み込んだ場所に蛇がいたり、スズメバチの巣がある例も……。そうでなくとも土の中で生活している微生物を踏みつぶし、生態系を崩す原因ともなる。 |
| ●山道は上り優先。 |
狭い歩道や山道では『上り優先』がマナー。 |
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