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| 海外スキーは、なるべく身軽にスマートに行動をしたい。 |
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先立って開催されたWinter Resort2001を
はじめ、海外スキーツアーを紹介したイベン
トでは、ツアー資料や各小冊子を集める人が
多かった。 |
荷物が多くなりがちとなる海外旅行。まして、スキーともなれば相応にかさばり、移動が大変となるのは予想できる。また、海外スキーツアーともなれば、空港からの移動距離も相応のものがある。国内でのスキー行では想像できないトラブルが重なる場合だってある。ツアーやパックの海外スキーでは比較的問題は少ないかもしれないが、万が一の事態に備えての心構え(正しく対処するために)は必要かもしれない。
そのためにも、現地の情報は可能な限り入手した方が良い。たとえば日本国内の旅行でも同様だが、天気予報は意外と重要だ。大雪で有無を言わずにゲートが下がって道路閉鎖となり、ホテルに帰ることができなかった……という例もある。そこで、以下の事柄に注意すべしという海外スキー経験者は言う。
●クレジットカードは必要不可欠。
世界各国の主要都市で日本のカードが使える例は多くなっているが、海外スキーリゾートによっては、主要なカードしか使えない例もある。VISAあるいはMasteといった海外でもポピュラーなカードなら問題ない、それさえも支払いが面倒な場所もある。海外スキー場へ行く場合、現地で自分の持っているカードが使えるかどうか……というチェックはしておいた方が懸命だろう。実際、海外での買い物はカードでの支払いの方が手間もかからないし、必要以上の一時保証金を請求されずに済む場合も多い(取り扱いの無いカードの場合、レンタカーが借りられなかったり、宿泊の際に一時保証金を請求された例をもある)。
また、万が一のトラブルに際して、旅行保険が組まれたカードもあるので有効に活用したい。
●旅行保険
何も事が起きなければ、掛け捨ての保険は無用、という声もある。ところが、実際に海外旅行中に何らかの事故や怪我、発病に際して入院というはめに会ったら、けっこうな金額を請求される。問診と処方箋、1日入院で請求書は数十万というのも当たり前で、救急車とて無料ではない例もある。保険をかけないまま出かけて、海外旅行で事故を起こし、怪我を負って多額の出費で破産……という笑えない話もある。
極端な例は別にして、前述のクレジットカードに旅行保険を組まれたものは便利だ。また、ツアー参加なら主催する代理店の用意した保険を利用しても良い。その際、契約書に記載される各保証の問題などの諸事項を確認することを忘れずにしたい。
●宿泊施設の確保
ツアーは別として、個人旅行の場合、まず確保したいのが宿泊先の確保だ。最近では、日本国内から宿泊先の確保や宿の概要を確認することも容易な場合もあり、より具体的な部屋の広さやベッドサイズまで、細かくチェックできる。したがって、時間的余裕や先方の受け入れ体制にもよるが、納得づくの宿を確保することができる(これこそ旅の醍醐味と言い切る人も多い)。
家族やグループ、あるいは予算を抑えることだって可能だ。アメリカやカナダではモーテルあるいはキャンプ場(冬期対応の施設は完備)に長期泊してスキーを楽しむことも可能だ。ヨーロッパでも同様で、日本でいうところの民宿やアパートを利用してチープに済ますということも可能だ。
一時期、カナダにスキーやスノーボードを楽しむ日本人が増えたのも、格安チケットを入手し、コンドミニアムで自炊というパターンで長期滞在できるプランがポピュラー化されたおかげである。
●交通手段
個人旅行で、あちこちを旅する、というパターンでなければレンタカーは不要かもしれない。あの広大なアメリカでも、デンバーやソルトレイクといった主要空港から各地のスキー場へ直行するシャトル便が運行されている。また、提携するスキー場同士をつなぐ無料周回便が走っている例も多い。ただし、こうした情報は、どうしても日本におけるインフォメーションが少ないようだ。逆に、個人でこうした情報を確実にモノにしてのであれば、海外スキーは不安無く行けるはずだ。
また、ヨーロッパ・アルプスを中心としたスキー場も同様で、個人がレンタカーでアプローチしなければならないというスキー場は少ないはずだ。主だったスキー場への鉄道やシャトル便を活用すれば問題無いはずだ。
もちろん、自分でハンドルを握って移動、あるいはグループでという場合でレンタカーを有効に使う旅も悪くない。この場合、日本国内の窓口から予約受け付け可能な大手レンタカー会社を活用する手がある。希望するクルマの指定や確保、具体的な料金(カバーされる保険の内容確認など)と支払いを日本国内で済ます事も可能だ。
●レンタルスキー、レンタルボード
海外スキー場でのレンタルスキー、レンタルボードは、日本で呼ぶところの「高級レンタル」が普通だと思って良いだろう。スポーツショップと併設されたレンタルショップの場合”気に入ったら、お買い求めください!”という意味で、チューニングが施された最新モデルを用意するところも多い。日本でスキーを買うのなら、誰もが街のショップで、というのが当たり前だが、欧米では本格的なプロショップや有名店はスキーリゾート地に集中しているのが普通だ。
極端な話。足型やサイズの点を考えると、ブーツだけ日本から持ち込み、スキーやボードは現地調達という方法もある。行きはスキー無しというのは身軽で良い。ウェアも個人の体格の違いもあるが、ヨーロッパ、アメリカのスキーリゾート共に魅力的なショップが揃っている。
| 海外スキー場行きに限った話ではないが、自己責任という言葉の意味を理解しよう。 |
残念なことだが、スキー場に限った話ではないが、海外で日本人を多く見かけるほど「旅の恥は掻き捨て的」な発想で物事を済ます人が多い。実際に、何処とは言わないが「もう日本からスキーヤーやボーダーは来なくて良い」という意見を持った海外スキー場もあるのだ。1番に多い苦情は、タバコを吸いながらリフトに乗る、コースの真中でボードを履く……といったことだ。「金を払っているのだから客だぞ!」という論理は通用しない、問われるのは金のある無しではなく、その人の品性や公共性の問題であることを知っておきたい。
ちなみに、タバコの投げ捨てにはリフトチケットの没収や多額の罰金が課せられるスキー場もある。同様にスキー場の一部で行われている「スピード規制」にも注意したい。これは理不尽なものではなく、事故の可能性を防ぐ理にかなったものである。また、直接的には関係の無いことかもしれないが、子供には注意。欧米では万が一、子供に怪我をさせた場合には、日本では想像できないほどの賠償金を支払わせられるのが普通だ。子供の近くを減速もせず滑り抜ける行為は顰蹙そのものである。
日本人は意識していない人も多いが、欧米では自己責任を意識して行動するのが普通だ。ルールを破った者はそれなりの責任を負わなければならないし、逆にルールを守っていて不当な目にあったら必ず主張することが大切だ。
一例を上げれば、ホテルのオーバーブッキングがあったとき、持参した確認用のFAXを見せて主張したらスイートに泊まれたという経験者の声もある。逆に、身の程をわきまえずに上級コースやバックカントリー・コースで怪我をするというのは許されないのである。
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