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| 21世紀を海外スキー場で迎える日本人スキーヤーの数も史上空前? |
いわゆる年末・年始(2000年12月23日〜2001年1月3日)の間を海外で過ごす日本人の数は、過去最高の68万8000人というデータがある。カレンダーを見ると、ハッピーマンディの採用によって2000年1月6〜8日も3連休となり、2000年12月30日から10連休となる人も多いはずである。激動の20世紀の疲れは21世紀に残すな、と言わんばかりである。
国内旅行を含めた総旅行人数は2991万8000人。日本人の4〜5人に1人の割合で年末年始はどこかへ旅行する、という計算になる。昨年の場合は2710万6000人、7.8%増である。しかし、海外旅行に限って数字を見ると、昨年は46万1000人であり、一気に73.1%も増えた計算となる。
その理由としては、企業業績の回復、昨年末のY2K問題の一掃といった要素に前述の休暇期間が増えたことが考えられる。実際、従来の年末・年始休暇では年末出発組が多かったが、年始出発組も増えているようである。(下記表参照)
■年末年始の休日パターン
| 2000年12月 |
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2001年1月 |
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年末出発 |
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31 |
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8 |
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年始出発 |
| 祝 |
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日 |
祝 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日 |
祝 |
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ハッピーマンディ新連休 |
ちなみに、JTBが発表した予約状況によると、海外旅行への出発は2000年12月30日、29日、31日の順で多いが、年始発も多いので、集中的な出発ラッシュは緩和される、という予測にある。
気になる旅行費用だが、とある調査によれば国内旅行で1人平均36、766円(昨年は33、986円)、海外旅行費用は22万9、231円平均とのこと。ここ4〜5年は下降状態にあった旅行費用は上昇傾向にある。海外スキーツアーを紹介するイベント会場でも、あるツアー会社のスタッフが……
「海外旅行は、安ければお客様が集まる、という訳ではないのです。とくに、スキーという目的を持った旅行の場合はなおさらですね。」
と語っていた。ちなみに、海外旅行費用は近接する韓国やアジアへのツアーからヨーロッパや北米、南米までの全ツアーを含めた平均である。一例として、12月30日出発の年末〜年始10日間の海外スキーツアー(ヨーロッパアルプス)で26万〜30数万円(場所、宿泊ホテルのランクで変化)といったところである。年始出発のツアーだとカナダ・ウィスラー6日間で14万円〜20万円以内と、平均旅行費用を下回るツアーもある。ヨーロッパへのスキーツアーも同様で、スイス7日間のツアーで20万円以下のものもある。すでに、年末年始、正月ツアーは割高とは呼べなくなっているのが嬉しい。残念なことに、そういったツアーは、各社共にキャンセル待ちという状態だが、今シーズンは海外スキー行きを考えている向きには参考となるのではないだろうか? 連休を利用したツアーといえども、けして割高ではないのだから。
余談であるが、正月といえばハワイ……というパターンのピークは2年前までのことで、むしろ減少の傾向にあるという数字が出ている。逆に上昇しているのは北米、ヨーロッパである。これは年末年始に限ったことではなく、今年の10月頃から「海外旅行なら北米、ヨーロッパ」という傾向が強くなってきているとのこと。また「旅行目的」を訪ねた、国内外を含めたアンケート調査によれば”スキー”は第5位にランキングされている。
| 海外旅行で「スキー行き」は王道的存在。今シーズンは再ブレイク? |
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↑雪山でスキー……だけじゃない。世界的なバックカントリー・ブームのおかげで、ウィンター・トレッキングが大人気。日本語のガイドブックを用意するスキー場もある。
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一つの山にコースがあるのではなく、連なる山々に広がる広大なスキーエリア……海外のスキー場を表現するのによく言われる表現である。それこそ、日本のスキー場を滑るようにターンの連続では日没までに降りて来れないロングコースもあるし、その感覚で滑り続ければ”まだゲレンデがあるの?”と言ってしまいそうな場所もある。1週間滑れば、日本国内での数十日分の滑走量は稼げる、というのはけして嘘ではない。
スキー人口は減少気味、と言われている昨今であるが、海外スキーツアー客は確実に増加している。いわゆるリピーターも多く、日本で有名なスキー場ではなく”評価が高い魅力的なスキー場へのツアーを!”というリクエストもある。北米なら、太平洋岸ではなく、ロッキー山脈を中心としたスキーリゾートへ。ヨーロッパならスイスの観光地化された有名所ではなく、より滑り応えのあるスキー場へ。あるいはフランスやオーストリア、イタリア。アルプスではなく、フランスとスペイン国境のピレネーへ、または北欧のスキー場と選択の幅は広がっているのである。
また、一口に海外スキーと言っても、日本国内にように”スキーのみ”というのはなく、スノーボードからウィンター・トレッキング(スキーヤーでなくてもヨーロッパの冬山を訪れる人は多いらしい)といった、ウインターリゾートの楽しみ方を求めて訪れる人が増えているようだ。
これは、我々日本人に限った話ではないようだ。
「ヨーロッパ・アルプスを訪れる観光客は夏場よりも、むしろ冬場訪れる方が多くなるかもしれません。」
とは、10年以上も前にオーストリア政府観光局は発表したコメントだった。これは観光客数からの予測ではなく、観光収入の数字から予測したものであるが、間違ったものではなかった。他のスイス、フランス各国の政府観光局の用意する資料もウンタースポーツを中心とした情報に力を入れている。なにしろ、氷河に出向けば1年365日スキーができるのだから。
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