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| 2000−2001シーズン、世界各国スキー場の積雪は……? |
12月中旬より北米各地を襲った冬の嵐は、ほんの序の口といったところらしい。なにしろ、12月19日付のワシントン発・ロイター通信によれば「さらなる悪化が予想される。」という、米国立測候所の気象予報士のリポートを伝えていた。
今年の冬、北米において極度の寒さや降雪が予想されるのは、北部のプレーンズ諸州、中西部北部、五大湖周辺、ロッキー山脈北部、北西部の一部の地域とのこと。
前述の米国立測候所は、 「ここ数日の寒さは、激しい吹雪も含め、冬の間ずっと続く可能性が高い。」
と注意を呼びかけている。そのため、北米各地のスキー場は降雪量で悩まされることは無いが、交通網の遮断が心配されている。(北米全土の積雪状態をリアルタイムで知りたい方はこちらまで) 実際、除雪が間に合わず、コロラド州のデンバー国際空港からベイルスキー場(空港から約100マイル=160km西に位置する)までのハイウェイは、12月18日までに2回の道路閉鎖を行うはめになったという。なにしろ、1日で30cmの積雪を記録したスキーエリアもあったくらいなのである。クリスマスを中心とした時期には、多くのスキーヤーがスキー場へ出向くとあって、関係者は心配しているようだ。
日本のスキー場でも時折起きるが、欧米における「悪天候による道路閉鎖」は我々想像以上に危険な状態な例が多い。たかが大雪とあなどるなかれ、出会った場合には規制に対して素直に応じる心構えも必要だろう。今後の年末年始も北米上空に寒気団が居座るとのこと。アメリカやカナダへのスキーやスノーボードを予定している方は、現地での交通事情を把握しておくことが大切だろう。
現時点では、道路閉鎖によって帰国が遅れた海外からのスキー客のニュースは伝わってこない。しかし、年末年始に多くの日本人スキーヤーが訪れる予定である。恒例となっている年末年始の出国ラッシュ・帰国ラッシュのTV-NEWSで、そういったトラブルが報じられないことを願いたいものである。
| ヨーロッパのW-CUPレースはキャンセルや会場の変更で大忙し。 |
一方、ワールドカップレースの開催に深刻な影響を与えているのがヨーロッパの雪不足である。ジャンプを含めたノルディックスキーは年内の競技が軒並みキャンセルとなってしまった。また、アルペン競技も会場や日程の変更、あるいは開催中止を余儀なくされ、 「世界選手権が開催されるシーズンだというのに調整もままならない……」
という選手のコメントを載せた地元紙もあった。実際、競技種目によってはレース数をこなさないまま世界選手権の開催……ということも充分にありえる事態となっている。実際、現時点でも競技会場の変更に伴うコンディション・トレーニング、マテリアルのチェック(スピード競技系ならばワックスが重要課題)といった問題で頭を悩ます選手やサービスマンもいるはずだ。
競技の延期ならまだしも、右から左への会場変更に対して「はい、そうですか」と簡単に対応することは難しい。別名『アルペン・サーカス』とも称されるワールドカップは、1レースで数10名の選手、数100名にも及ぶ関係者や報道関係者が集まる大集団である。それが一気にアルプス山中を移動するのであり、一つの村が丸ごと移動しているようなものなのである。それを考えると、レースを受け入れる開催地の準備を考えれば、開催日程を換えずに開催地のみ変更を可能にする主催運営陣の手腕には”恐れ入った”としか言いようがない。これも、天候によって左右されるスキースポーツの宿命といったところだろう。 とは言うものの、雪不足でレース会場を返上、あるいは延期してしまったスキー場のイメージは悪くなってしまう。ワールドカップ中継に伴うスキー場のアピール度は計り知れない。推して知るべし、といったところだろう。 ちなみに、クリスマス休暇を中心としたヨーロッパの長期天気予報は軒並み晴天の連日、少々崩れて雨というものである。もっとも、ここで勘違いをしてほしくないのは、競技会場は多くがスキー場の入口近く、ゲレンデ下部に位置するということだ。
例えば、クラシックレースでお馴染みのキッツビュールのDHコース”シュトライフ”は、メインとなるキッツビュールのゲレンデと街をつなぐ連絡コースである。街近くまで滑って降りることができなくても、メインゲレンデは常に雪は豊富である。それこそ、1年365日滑走可能な氷河コースも数多くあるのだ。したがって、ヨーロッパの各スキー場へお出かけを予定しているスキーヤー及びボーダーの皆さんは安心して良いだろう。ただし、旅先の天気予報のチェックはツーリストの基本と考えてほしい。
ちなみに、日本国内の天気状況はというと、気象庁は12月20日に「平年値」を改訂すると発表している。平年値とは、過去30年間の気象データの平均値をとり、10年ごとに更新することになっている。来年より、新たな平年値となるのは1971年から今年までのものとなる。
とくに変更が大きいのは1月の気温である。月平均気温は札幌で−4.6℃から−4.1℃の、東京は5.2℃から5.8℃、福岡は5.8℃から6.4℃など、主な都市で0.5〜0.6℃も高くなっている。また、月平均最低気温だけみると、東京で0.9度、札幌や福岡などでも0.7度高くなっている。地球温暖化などの影響を受け、気温は全国的に高くなることになってしまったというわけだ。
その新データをベースとした『3ヶ月予報』によれば、北日本はこれまでの予想より寒気の勢力がやや強いために、暖冬から平年並みへと予報を変えている。
●世界の気象情報、ニュース関連のサイト *いずれも英語版であるが、MAPや地名をクリック、入力することによって簡単に情報を得ることが可能。
・Accu Weather.com 北米の天気図、雲の動きをリアルタイム・アニメーションで確認できる他、スキーエリア別の天気予報や情報を検索することができる。
・CNN Weather
MAP 世界の天気図、世界各国の細かい天気予報が見ることが可能。Winter Sports
Report では、世界各国のスキー場の天気や積雪情報がアップされているので要チェック。
・Weather for Active
Lives 世界地図をクリックすると、その地域の天候や気温、日の出・日の入りを知ることが可能。
・Yahoo!
Weather 北米を中心とした気象情報、NEWSをチェック。人工衛星からの画像もアップ。
・CNN International
JCTV(日本ケーブルTV)提供の日本語版CNN HEAD
LINE。「世界のお天気」は上記のCNN Weatherと同じ。
・Yahoo!天気予報
Yahoo! Weatherの日本語版。日本の天気予報のみならず、世界各国の天気予報。レジャー関連の情報がアップされている。
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