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| 海外スキー入門? 否。カナディアンロッキーで究極のパウダーを満喫したい! |
多くの日本人スキーヤーにとって、カナダはウイスラーに代表されるように最も日本に近い海外スキーエリアである。また、比較的リーズナブルなツアーも多いとあって、カナダを海外スキー入門に最適と考える向きも多い。
しかし、カナダ東海岸から北緯50度周辺にあるカナディアンロッキーのスキー場に行けば、パウダースノー(シルキースノーと表現する向きもある)のメッカと呼べる憧れの地が現れ。生涯、そこで滑り続けたいと願うスキーヤーは多い。
ヨーロッパ・アルプスの各スキーエリアより高い標高と”夜に降って昼晴れる”というハイシーズンの気象条件が重なって、世界各国のパウダーフリークが集まることでも知られるのがカナディアンロッキーなのである。まず、そこへ訪れたスキーヤーの全てが”朝1番のリフト待ちを目指す”と言っても過言ではないのである。
その、カナディアン・ロッキーにおける『パウダー・シーズン』は長い。前述の条件から、12月〜3月上旬がトップシーズンである。スキーエリア上部なら、降雪さえあれば4月中旬でも可能である。なにしろ、いかにしてパウダーに美しいシュプールを刻めるか?−−という究極のスキー競技「パウダー8」が生まれた国でもあるのだから。
その一方で、スキー場における一般のコースは圧雪整備が施されていて、初中級レベルのスキーヤーでも安心して滑ることができる。しかし、カナダ国内のスキーエリア(海外スキーエリアの多く)は『よほど危険な場所を除いて、なるべくオープンする』という方針だ。対称となる技術レベルも明示されているから”オウン・リスク=自己責任”を心得たスキーヤーはパウダーを目指す。基本的に、圧雪車が入れない急斜面がパウダーコースとなっている。逆に緩斜面でのパウダースキーイングは楽しみも半減してしまうだろう。
また、スキーエリアから外れたバックカントリーの人気も推して知るべし、といたところだ。地元スキーヤーでなくとも、ガイドが同行して思う存分滑るツアー客も多い。ところで、日本人にとって”オウン・リスク”は判断しにくいものかもしれないが、あくまでも常識的なものと考えてほしい。例えば、新雪・深雪における転倒時には自力で起き上がる力量がある。自分の技術レベル(SAJ2級程度以上のスキー技術レベルならパウダースキーイングは十二分に楽しめる)を把握して無茶な滑りをしない。他のスキーヤーには迷惑をかけないという心構えがある……といったことである。もちろん、万が一のトラブルに対応するシステムも万全なのが、海外で1流と呼ばれるリゾートの条件のひとつである。
そして、スキーは一般のゲレンデ用でも充分だが、北米では”ファット”あるいは”ミッド・ファット”と呼ばれる幅広タイプのスキーがパウダー・スキーイングに向いている。地元スキーヤーは一般のスキー用として履いている例も多い。日本でもエクストリーム系モデルとして、多くのタイプが発売され人気を得ている。また、幅広いスキーセンターに対応したワイドストッパーを装備(またはオプション設定)されたビンディングもあるので問題はない。もちろん、海外スキーに出向いたのなら現地で人気のスキー用具やウェアを購入というパターンもある。
今シーズン、海外スキーツアーを計画している向きは、カナダのパウダーを体験してみることをお薦めしたい。きっと、スキー観が大きく変わるに違いない。JTB SUN&SUNの例だと、今年は5月下旬までツアーがある。
| エア&スタイルを決める! 大ブレイクのスノーパークはカナダが発祥の地。 |
カナディアン・スキーヤーの気質と言えば、W-CupのDHシーンを席巻したこともある”クレイジー・カナック”で知られる冒険心も忘れてはいけない。フリースタイルスキーの世界でも”ケベック・エアフォース”と称されたエアリアルの選手たち、モーグルともなればジャン-リュック・ブラッサールという超有名なスキーヤーを輩出している。まさに”ぶっ飛ぶ”という感覚が大好きなのがカナディアンである。
そんな、スキーシーンから誕生したのが「スノーパーク」である。簡単に説明すれば、スケートボードパークの雪上版で、ボードパークの発展型そのもの。昨今のスノーブレード人気の火付け役は、このスノーパークのポピュラー化に他ならないのだ。その発祥の地こそ、ここカナダなのである。
アプローチを持ったジャンプ台”キッカー”、アプローチとランディングが同じ角度を持ったジャンプ台”テーブルトップ”、ハーフパイプ、クォーターパイプ、バンクなどなど……。カナダの各スキー場では技術レベルに合った、各アイテム(上記のトリック・セクションの呼称)を整備している。日本国内でも徐々に増えてきている(スノーブレード入場可のハーフパイプコースもある)ようで、新しいスキーの楽しみ方の一つとして定着しそうだ。
実際、神田のスポーツショップ街でもスキーブレードの売れ行きは、比較的リーズナブルとあって普通のスキーを凌ぐ勢いのようだ。少々、話が早すぎるかもしれないが『2001年ベストセラー商品』としてノミネートしても良いのかもしれない。
さて、カナダの地元スキーヤーともなれば、午前中はパウダー、午後はパークといったパターンで楽しんでいるようだ。天候が安定し、気温も上がる春は丸1日パークで過ごすのが普通とか。カナディアン・スキーを楽しむのなら、スノーパークのチェックを忘れずに。
ちなみに、2001年4月13日〜23日にかけてウィスラーで開催される北米最大級のイベント「Telus
World Ski & Snowboard Festival」では、ビッグエア、エア&スタイルコンテストの他にアルペン競技、モーグルなどを含めて期間中に28競技を含めた50のイベントが開催されるという! カナダ観光局では、この時期に各国のスキーヤーが春スキーと、お目当ての競技観戦のために訪れるだろうと予測している。

●カナダでのスキーに関する問い合わせ、スキー情報
・ウィスラーMTB&SNOWガイド
・ウィスラー積雪情報
・バンフタイムス
・モントリオール観光局
・ケベック州政府観光局
・カナダ観光局
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