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| ショート・カービングスキーのサイズは150cm代に突入! |
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| 海和氏の左手には、ほんの少し前のGSL用スキー。右手はSL用。ちなみに海和氏の身長は166cmである……。如何にスキーが短くなったかがお分かりだろう? |
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現在、アルペンスキー・ワールドカップ2001/2002シーズンが開催されているが、スラローム競技において異変が起きている。スキー史上、最大の革新とも呼ばれる『ショート・カービングスキー』のサイズがさらに短くなってきているのだ。
2001年11月26日、米・コロラド州アスペンの男子スラロームにおいて優勝したマリオ・マット(オーストリア)のスキー・サイズは実に156cmであった。昨シーズン、164cmのスキー・サイズであったが『より高い操作性が得られ、かつターンがおけるスピードが落ちない……』という理由で採用したとのこと。
と、ここまでなら”スキーの可能性をより深めた革新的事件”となるのだが、弊害も大きい。確かに速いターンスピードが可能だが、その分、膝や腰への負担はより大きくなる。実際、ショート・カービングスキーの登場によって、スキーはより膝や腰に負担をかけることとなった……と、各国のスキー関係者は一致した意見を出している。
S.A.J.(全日本スキー連盟)でも”ショート・カービングスキーの台頭と同時に、各国で膝を痛める選手が増えてきている”という見解を出している。そうした意見が多いことから、12月3日のフランス・テーニュにおける記者会見で、F.I.S.(国際スキー連盟)は”今シーズン開催のW-Cup大会の全てにおいて出場選手のスキーサイズをチェックする”と発表した。
一方、我らがジャパンチームであるが、アスペンでのスラロームで1本目途中棄権となった木村公宣(ロシニョールジャパン)は、F.I.S.ルール下限ぎりぎりの155cmのサイズのスキーを履いた。スラローム用スキーは200cmサイズという頃、世界と互角に闘っていた彼にとっては驚異的なサイズ・ダウンである。
これは、昨シーズンは170cmサイズを履いていたため、フォームが昔の滑りとなり成績が出なかった……そうした結果から、彼自身が決めた事のようだ。しかし、それが原因で開幕前の合宿で腰を痛めた、という情報もある。
また、皆川賢太郎(エオス)は昨シーズンの168cmから164cmへとサイズ変更をしているが、シーズン途中から160cmのスキーへ変更する予定としているようだ。ちなみに、昨シーズンのスラローム総合チャンピオンである、ベンジャミン・ライヒ(オーストリア)も150cm台サイズのスキーでシーズンインしている。
「私の現役時代はスラローム用で203cmのスキーで闘っていました。今の選手は160cm以下の長さですから、旗門から旗門のインターバールが長く感じるのかもしれません。もっとも、スピードも速いのですから同じ感覚かも……。」
日本人として初のW-Cup第1シード選手となった海和俊宏氏も、僅か数シーズンで一気にショート化したスキー・サイズに驚嘆したとのこと。いずれにせよ、2001/2002シーズンのW-Cupレースの成り行き次第で、一般スキーヤーのスキー選びに新たな改革が訪れるかもしれない。
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