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Kaigai
海外スキーに出かける前にご一読あれ。

スキーをするからには、1度は体験したいのが海外ツアーだろう……。日本国内では経験できないスキースポーツの醍醐味が待ち受けているが……。
 海外スキーの際、1番に気をつける事は何か? スキーそのものは、日本国内だろうと、海外だろうと特別なテクニックがあるわけではない。それこそ”海外へ行ってスキーをしよう”と考えるスキーヤーに、まったくのビギナーはいないだろう……。ことスキーに関する事なら相応の知識をお持ちの片ばかりのはずだ。

 意外と盲点なのは、日本のスキーと同じと考えつつ、同じような格好でゲレンデに出て”気温の変化の激しさ”を感じてしまう事だ。例えば、ヨーロッパ・アルプスのスキーエリアは森林限界の上がメインのゲレンデという事。W-Cup中継では木々の間を縫うようなコースも見かけるが、レース会場はスキー場下部での開催が普通だ。あの3大クラシックレースのひとつ、オーストリア・キッツビューエルのシュトライフ・コースも普段は、上部のメインゲレンデから街へ抜ける連絡コースなのである。強いて言えば、標高3000mを超えたヨーロッパ・アルプスのスキーエリアそのものがオフピステと呼べる。

 一方、北米では林間コースで標高もそれほど高くない……というイメージがあるが、緯度の関係で森林限界が変わっているだけで、リフトを降りた場所は木々に囲まれてはいるが、実は富士山より高い位置にいるといこともある。したがって、厳冬期ともなれば気温は氷点下20度なんて場合は多々ある。1度出てしまったら、中々戻れないほど広大なエリアということもあるので、防寒対策はシビアに考えたい。

 また、ゲレンデのコース・レイアウトは日本に比べて余裕があるので、レベルに合ったコースを選べば、誰もがロングランが可能だ。その一方でコースから外れると、遭難の危険も高くなるのでコース表示には注意したい。下記の表を参考にして欲しい。

標識色 英語 フランス語 ドイツ語
初級者 EASY FACILE LEICHT
中級者
INTERMEDIATE
ADVANCED
MOYENNE MITTELSCHWER
上級者 EXPERT
DIFFICULT
DIFFICILE SCHWER
滑走可能 OPEN OUVERT OFFEN
滑走不可 CLOSED FEREME GEESCHLOSSEN

 さて、前述のオフピステだが、日本のスキー場にように絶対的な広さがない場所での感覚は通用しない。北米ではスキー場最上部から、丁度裏山に抜けるようなバックボール。ヨーロッパでは氷河地帯を抜けるロングコースがあり、いずれも世界のスキーヤ−が夢見る滑走を実現してくれる。雪崩、あるいはクレバス(氷河の裂け目)の危険性を想像するに違いない。ところが、ゲレンデガイドあるいはパトロールの指示を守れば、それこそプルークボーゲンで滑りきるコースも多々ある。

 オフピステ=危険、ではなく指示に沿ったスキーであれば問題はない。それだけに、ゲレンデにおけるマナーは最重要なこと。マナーを守れないスキーヤ−にはリフトチケット没収や罰金を課すスキー場も多い。同様に、子供やお年寄りのスキーヤ−の横を抜けるのが減速する事が絶対。アメリカのスキー場で、小さな子供の横を減速せずに抜けたら保安官事務所(冬場のスキー場に常勤している)に突き出された……という事例もある。


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