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| 自然との融合を果たし、環境に優しいリゾート。アウトドアスポーツ全般に共通するテーマでもある |
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その昔、スキー人口を計算するにあたって旧・国鉄のスキー列車利用客の数から算出していた時代があった。現在では、スキー行における交通手段の中心はクルマとなり『来場者の6〜8割以上はクルマ利用』というデータを公表したスキー場もある。道路交通網の発展に伴って、自らハンドルを握ってスキー行きというのが主流になっていった。
ところが、海外のスキー場の場合はどうなのだろう? ヨローッパでもクルマが主流とはいうものの、スキー列車は健在。映画『HELP』でジョン・レノンがスキーを履いたままロンドン行きの切符を買い求めたサンアントンは列車が横付けするスキー場で有名(湯沢中里のモデルになったスキー場がココ)。登山鉄道を利用するところもお馴染み。
アルプスの山々に囲まれ、氷河や雪から流れ出る豊富な水源を抱く……そんな条件の場所だけに環境保護の意味からも乗用車を排除しているののは当たり前となっている。また、今年、アルペンスキー世界選手権大会が開催されたスイス・サンモリッツは、その開催決定時から”環境への配慮”を最重要ポイントにあげて、そのプロジェクトは続行中である。『クリーンエナジー・サンモリッツ2003』というエネルギープロジェクトは、すべての電力を水力、風力、太陽熱発電に集中させ、世界が注目するスキー選手権を機に自然保護と環境運動を推進していく計画としている。今後、世界選手権やオリンピック大会も開催や招致は集客や観光産業の促進といった経済性ではなく、その後の環境の保全を打ち出したものとなっていくだろう。
一方、北米でも、数多くのスキー場のモデルと呼ばれるコロラド州ベイルスキー場はヴィレッジの入口には公営の駐車スペース(ホテル、コンドミニアムも含む)にクルマを預け、近接するビバークリークへの連絡も含め無料シャトルバスを利用する決まりである。その無料バスはヴィレッジ内の道路は全て一方通行とした周回コースを1時間に数本、深夜まで運航している。これによって、過去にあった酔っ払い運転による事故が無くなり、女性1人が深夜でも安全に移動できるというメリットを生んでいる。
一方、国内の場合。ハイシーズン時の交通情報にうんざりな向きも多いだろう。そろそろ、スキー場へのアプローチ方法を効率良く、かつ環境問題を考えたインフラの整備を考える時代となって良いのではないだろうか? 例えば、一般車両は乗り入れ不可を実現するためのパーキングエリア、駐車券あるいはリフトチケットの掲示で利用できるシャトルバスの運行。そのスキーエリア内は可能な限り内燃機関車ではなく、ヨーロッパ並みに電気自動車の普及の促進をする……そんなモデルケースとなるスキー場整備を即したい。
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