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日本アルプスの秘湯と呼ばれる 『中房(なかぶさ)温泉』 こそ、本物の温泉とは何かがわかると言われる。現在は、温泉法の改定によって、ある意味で人工的な(自然に湧き出していない)温泉が増えてきただけに、強烈な印象を与えるくれるのが中房温泉と言われる。この温泉は北アルプス燕岳(つばくろだけ)の中腹、中房川の渓谷にあり、燕岳(2,762m)、餓鬼岳(2,647m)、有明山(2,268m)に囲まれた谷間の秘湯である。
中房温泉は標高1462m、燕岳と餓鬼岳の登山口に位置する。その営業期間は4月下旬から11月下旬までのの約7ケ月。冬期は県道中房線のゲ―トが閉まり、雪の中に閉ざされてしまう。しかし、秘湯といっても湯口36ヶ所、野天風呂5ヶ所、温泉プール1ヶ所と、その規模は大きい。宿泊施設も中房温泉本館、招仙閣、別館合わせて70室・400人が収容可能となっている。
元々、ここは江戸時代より湯治場としてにぎわっていたところに、明治時代以降は燕岳登山のベースとして利用されたという経緯がある。したがって現在は、夏場には登山愛好者の利用が多く、槍ヶ岳や穂高上高地、有明山への日帰り登山や燕岳から餓鬼岳への登山帰りと、日帰り・宿泊共に人気がある。
また、焼山の地熱を利用した温泉タマゴ、地熱ローストビーフ、若鶏の地熱蒸しといった料理(要予約)を味わう事もできる。ちなみに、外湯の苦薩の湯と白滝の湯は、宿から歩いて5分から10分とかなり離れているので夜間の入浴は出来ない。同様に本館・新館(招仙閣、別館)ともに夜11時以降は施錠されるため外湯の利用もできなくなる。日帰り入浴は、下山時のみ入浴可能となっている。したがって、外湯めぐりをするために下山後に宿泊と言う利用者は少なくないのである。
| 中房温泉の主な入浴施設(内湯5・外湯7) |
| 不老泉(ふろうせん) |
混浴(女性タイムあり)で広く、湯も適温。ph9の超アルカリ性で肌にやさしい。 |
| 御座(ござ)の湯 |
男女別浴。湯治場の風情があり、上質の湯で飲泉可。中房温泉で最も古い湯。 |
| 薬師の湯 |
男女別浴、家族湯、混浴(女性タイムあり)で一番人気の岩風呂がある。 |
| 菩薩の湯 |
混浴。夜間の入浴禁止、脱衣所無し。 |
| 白滝の湯 |
混浴。夜間の入浴禁止。 |
| 中房温泉データ |
| 場 所 |
長野県南安曇郡穂高町有明7226 TEL(090)8771-4000 *冬期連絡先 TEL(0263)77-2008 |
| 入浴料 |
\700。*食事は\1,000円〜3,000。山頂からの予約も可。 宿泊料金は\8,800〜\20,000 |
| 営業期間 |
4月28日〜11月30日 |
| 交通 |
JR大糸線・有明駅〜中房温泉までタクシーで40分。宿泊者のみ駐車可。 |
●その他情報 北アルプス山小屋友好会ホームページ
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