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| 露天の醍醐味はゆっくりと、長く浸かる事にある。いわゆる”からすの行水”はお勧めできない。 |
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入浴こそ、疲れを翌日に残さないためには最適な方法である。疲れの原因である乳酸をいかに早く取り除くかが疲労回復の鍵である。一般的に、入浴によって乳酸の量は約3分の1まで減少すると言われる。
理想的には1日の始まりには摂氏42度以上の高温浴で身体を眼覚まし、1日の終わりは摂氏37〜40度の低温浴で疲れを取る、1日2回浴と言われる。とくに低温浴は、心身共にリラクゼーションできる。一般に血液が体を一回りする時間は約2分と言われ、寒い冬でも温まった血液は10分もたてば体の隅々まで行き渡る。そして、さらに入浴中のストレッチング……固くなっている筋肉をもみほぐすように、指先(身体の末端)から心臓に向かって血液を流し込む求心性マッサージするのが効果的である。疲れが残ると体力はなくなるばかりか、集中力も落ちるものである。
また、肥満やむくみなどは、血液とリンパ液の流れでを良くすることで解決できる。リンパ液は、血液中の成分の血しょうと、身体の細胞の分泌物などの組織液などがその成分である。血管同様、全身に分布うるリンパ管は、最後に静脈につながり血液に合流する。栄養や酸素は動脈によって毛細血管に運ばれ、リンパ液に受け渡され体の各細胞に届く。そして、老廃物はリンパ液が受け取り、静脈を経て体外に排出される。温いお湯に長く浸かることは、カロリーの消費量が多くして新陳代謝を活発にする。結果、心とからだの疲れを取る効果がある。
また、疲労回復には熱い湯船にとも言われるが、これも一気に新陳代謝機能を高めるためと言われる。しかし、熱い湯に我慢して入るために別のストレスが溜まるという考え方もある。かの草津温泉でベルツ博士が考案した『時間浴』も、かぶり湯で身体を慣らして何回も入浴する方法である。熱い湯に我慢して1回だけ……という入浴方法は、前述の朝湯の効果で、新陳代謝うんぬんよりも副交感神経の働きによってリラクゼーションとはならないようだ。とくに、精神的な疲れに対しては逆効果となってしまう。
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