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連載 トップスキーヤー海和俊宏・渡辺一樹のSNOW
TALK
第2回「スキーのカテゴリー分けって?」渡辺一樹
海和さんの話にもあったように、カービングスキーはスキーのテクニックにものすごく影響しています。「道具が変われば滑りも変わる、滑りを変える為に道具を変える?」ニワトリが先か卵が先かという世界になっちゃいますね。一般的にはカービングスキーって呼ばれているけれど、現実にはカービングスキーしか売っていないに等しいことからも、カービングスキーは現代のノーマルスキーと言えるのではないでしょうか。このカービングスキーが国内に出回り始めたのは95年後半頃からです。市場にたくさん出回り始めたのは97年頃からだったと思います。我々の前に登場してからまだそんなに時間がたっていないんですね。当時のカービングスキーのカテゴリー分けって、スキーのサイドカーブの形状などから「レースカーブ」「ピュアカーブ」「イージーカーブ」「エクストリームカーブ」という4種類に分類されていました。しかし前回話したようにスキースタイルの多様化から、志向別に様々な形状のスキーが登場してくる時代へと移り変わってきています。
現在のカテゴリー分けとしては「レーシング」「オールラウンド」「モーグル」「エクストリーム」「ファン」などと分けられることが多くなってきたようですが、実際にはメーカーごとに更に細かく分けられたり、独自のカテゴリーを作り上げるメーカーも出てきました。特に「オールラウンド」と言われるカテゴリーはかなり広い分野の板を含んでいるようで、ゲレンデを積極的に滑るハイパフォーマンスとかテクニカル系モデルと言われるものから、整地だけでなくパウダーや悪雪、オフピステなどを滑るバックカントリー系の板。さらにキレとズレの両方の性格を兼ね備えたクルージング系の板まで、非常に多くの板がこのカテゴリーに含まれているようです。またメーカーによって位置付けが微妙に異なっているのが、フリーライド系といわれるカテゴリーの板です。テールを持ち上げたツインチップと呼ばれる独特な形状を持ち、ビッグエアーなどのいわゆる飛び系からモーグルなどもこなしてしまう板もあるようです。この他にも最近注目され始めた「スキークロス」「スポーツモデル」「レディース」など本当に何がなんだかわからなくなってしまいそうなくらい、たくさんの種類の板が出回っています。
それじゃあ、いったいどれを選んだらいいの?ってことになるんだけど、昔の板と違って今のスキーの性能は飛躍的に向上しているから、少しぐらい用途が違っても大丈夫なんですよ。フリーライドやオフピステ系の板でも十分カービングターンが可能ですからね。でも自分が一番多く使う目的とマッチしたスキー選びが大切です、一般ゲレンデをクルージングするために、無理してレース用の最上級モデルは要らないってことですね。レースをやるならレース用、コブを滑るならモーグル用、カービングを楽しむならEXカービングと言うように、なるべく用途に合わせて選ぶことをおすすめします。
それと昨年あたりから脚光を浴び始めた「ファン」あるいは「スキーボード」と呼ばれる100cm以下の短いスキー。持ち運びは簡単だしなによりスキーが短いから結構自由に動き回れると言う特徴ももっています。スキーが初めての方も簡単に滑ることができるようです。ここもメーカーによって少し板の形状が違うから、自分の脚力やテクニックをもとにお店の方と相談してみるといいでしょうね。
またこの他にも定番の「レディース」や「ビギナーモデル」もあります。これらほとんどが今はカービング、形状は凄くグラマラスな形をしていても、乗り心地は非常にマイルドだから、初めての方や非力な女性でも僕は絶対にカービングスキーを進めるね。ただしここでも必要以上に高いレベルの板を選ばないこと、心理的には「良いものを使いたい」という気持ちもわかりますが、自分のレベルよりも高すぎる板は上達の妨げにもなります、選ぶなら今のレベルよりちょっとだけ上のレベルの板が良いのではないでしょうか?今期も上達するということを見込んでね・・・
板のカテゴリーって「レーシング」とか「モーグル」のように目的がはっきりしたもの以外はまさに無法地帯って感じです。自分が一番多く滑るシチュエーションにあわせて選んでください。多分もっと細かく分けられていくと思うよ、情報に乗り遅れないでね。次回はもう少し具体的にいた選びについて話したいと思います。お楽しみに・・・
協力 渡辺一樹CYBER-SKI
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