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Snow Talk
連載 トップスキーヤー海和俊宏・渡辺一樹のSNOW TALK

第5回「スキーのカテゴリー分けって?」後編 渡辺一樹
【最近のスキーの傾向】
前回話したスキーのカテゴリー分けって、メーカーなどの戦略のあるからいろんな方法があるんだけど、僕流に分けるとこんな感じかな。

  • レーシング
  • オールラウンド[ゲレンデ系](初級・中級・上級)
  • オールマウンテン[オフピステ・バックカントリー系]
  • フリーライド
  • モーグル
  • エクストリーム(カービング)
  • スキーボード
  • ジュニア&キッズ

こんな感じで大きく分けると8つぐらいの種類に分けて考えられます。

 レーシングではやや長めで、比較的サイドカーブの緩めのものがGS用として使われ、170以下のサイドカーブがきつい板がSL用として使われています。板の選択はレベルによって違いますが、GSはスキーのしなりから作り出されるカーブで、カービングターンを導き出し、SLは強いサイドカーブと短いサイズでこれまでよりかなりカービング純度の高いターンを実現させてきているようです。

 ゲレンデ系オールラウンドでは、170cmを中心にレベルと求めるターンサイズによって、プラスマイナス10cmを基準に考えると良いでしょう。女性の方は男性のサイズから10cm前後短めで良いと思います。でもバリバリなスキーヤーは男性と同じサイズで構いませんね。その他レベルによって板のフレックスとかトーションを調節しています。目安となるものはありますが、メーカーによってコンセプトが違うので、カタログデータを優先させたほうが良いでしょうね。

 オフピステやバックカントリーと言われるエリアを中心に滑る人たちのスキーは、比較的長めでサイドカーブも緩めで、丁度GS用の板の幅を広げたようなスタイルの板が多いようです。日本ではこの手の板が威力を発揮するエリアは比較的狭いんだけど、北米ではこの板にヘルメット&バックパックという一つのスタイルが確立されています。今年は日本でもこんなスタイルのスキーヤーが増えるんじゃないかな?

 フリーライド系はメーカーによって少し分け方が違うけど、テール側が持ち上がったツインチップ形状の物が多いというのが特徴の一つですね。トリック系を中心に考えるなら短めのもの、ビッグエアーがメインなら長めのサイズがいいようです。このあたりは種類が入り乱れているから、スキーの特性をカタログ等で調べたほうが良いですね。モーグル用はモーグル専用機種とカービングやエアーを意識したモデルと2タイプあるようです。専用機種になるとコブの小回りは良いけど、整地斜面でのロングターンでは少々しんどい事になると思われます。用途をはっきりとさせて選びたいところですね。

 エクストリーム系は160cmを中心に、ターンサイズとスピードによってプラスマイナス10cm程度の範囲で選択すると良いでしょう。カービングレースなんかに使用する場合はスピード重視だから170cm前後になるでしょう。女性はまたマイナス10cmぐらいと考えて良いと思います。100cm以下のスキーを総称していうスキーボードも、スピード重視なら幅広のもの、トリック重視なら細身の軽量なものと目的によって僅かに違いがあるようです。しかしいずれにせよお手軽なこのスキー、お値段も安いことから結構人気が出ています。セカンドスキーとして持っていくこともできますね。

 ジュニア&キッズ用はトップ機種のイメージを残したデザインのスキーが多いですね。大半がカービング系のスキーになってきました。子供にカービングスキーは・・?って考える方もいるとおもいますが、子供はちゃんとコントロールして滑ってきますよ。カービングスキーだからカービングしちゃう、もしくはカービングしかできないってことはないですからね。板が引っかかるようならサンドペーパーなどでエッジを少し丸めて上げてください。

 子供はすぐに大きくなるから、長めのもの・大き目のサイズを選びがちですが、ここはお父さん・お母さんに頑張ってもらうしかないかな?滑りやすいサイズを選んであげたいですね。ということでこんな中から自分の求めるスタイルに合うスキーを選んでいただくと良いと思います。細かく考えるとそれぞれのレベルによって、合うスキー合わないスキーってのがあるんだけど、スキー選びの一つの目安として参考にしてくれると嬉しいですね。でもこれはあくまで一樹流の選び方、迷う時はお店の方に相談しながらカタログデータなんかも参考にしてくださいね。今って統一されたカテゴリー分けの基準って無いんですよ。メーカーによってそれぞれの特色をいかしたラインナップを作り上げているので、スキー選びが解りにくくなっているんでしょうね。

協力 渡辺一樹CYBER-SKI


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