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連載 トップスキーヤー海和俊宏・渡辺一樹のSNOW TALK
第7回ブーツ選びのポイントは?渡辺一樹
スキー選びの次は足元をしっかりと支えるブーツ選び、あなたの滑りを左右する可能性もあるブーツの選びはとっても大切です。あなたはどんな観点からブーツを選んでいますか?サイズ・フィット感・フレックスなどいろいろ考えられますね。
ブーツの選び方は、まず自分のレベルをある程度把握し、どんな用途で使うことが多いかということをまず考えてくださいね。レベルはある程度自分でもわかると思うけど、この場合絶対に自分のレベルを過大評価しないことが大切です。用途はレース用・一般ゲレンデ用などメーカーごとに様々なジャンルに分けられていますが、基本的な構造はそれほど違いがないから、レースをやらない方がレース用を履いても全く問題はありません。カービングスキーを使うから、カービング用のブーツでなければならないと言うことも全くないのです。しかし用途がはっきりと決まっている場合は、その専用機種を選ぶことをすすめます。その中で自分のレベルに合わせたブーツのグレード(上級用とか中級用とか)を決めていって欲しいと思います。
小指付近・甲・踝の3点は必ずチェック
次にサイズとフィット感ですが、サイズの表示はメーカーによって違うものも中にはあります、必ず足入れしてサイズを確認してくださいね。このとき爪先付近に少しゆとりのあるものを選んでください。最初に履いた状態で爪先が詰まって曲がっているようなら、そのブーツは小さすぎるということになります。フィット感で注意することは、小指の付け根外側・足の甲・踝・かかと・土踏まず付近などに当たりや違和感がないかチェックしてください。特に日本人の場合「だん広甲高」と言われるくらい欧米の方に比べ足の幅が広く、甲が高いという特徴があるようです。小指付近・甲・踝の3点は必ずチェックが必要です、合わない場合はおそらくこの部分に痛みや強い圧迫感を感じるはずです。見栄をはってはいけませんスキーの上達に最も関係していると言われるのはブーツのフレックスです。
スキー選びは上のランク、ブーツは自分のレベルに合わせる
フレックスは一般的にはグレードの高いものほど硬く、低いものほど柔らかめのセッティングがなされています。上級者にはその技術に答えるためにそれなりにしっかりしたもの、そして初中級者には足首の動きも使いやすい柔らかなフレックスを持ったものが多いというわけです。しかし固すぎるブーツは上達の妨げになります。スキーはバランスのスポーツとも言われていますが、硬すぎるブーツを履いた場合は、特に前後のバランスが取り難くなります。斜面の変わり目やコブ斜面でバランスを崩すケースが多くなるということです。また上級者の場合だと足首の動きを出そうとして前圧をかけすぎたり、回転中に雪面に働きかける力の強弱がやりにくくなってしまうということが予想されます。しかし人間誰しも見栄をはるもの、自分のレベルより高いグレードのブーツを選んでしまうことのほうが多いようですね。スキー選びの場合は上達を見込んでちょっとだけ上のランクの板を選ぶことをすすめましたが、ブーツの場合は絶対に背伸びしないで下さい。硬すぎるブーツは絶対ダメです、少し柔らかいかな?と思うくらいで丁度いいはずです。
このようにエキスパートやハイレベルなレーサーを除いた一般的なブーツ選びのポイントとしては、まず快適なブーツであるかどうか、そして動きやすい柔らかめのブーツを選ぶということであります。自分のレベルよりも高いグレードのブーツは選ばないようにすることが大切ですね。またお店の中は比較的暖かいから、かなり柔らかいと思っても外に出るとそれなりに硬くなります。温度差も忘れないで欲しいと思います。痛いブーツはスキーをつまらなくしてしまいます、快適なブーツで楽しく滑るために、お店の方と相談しながら自分に合った機種とサイズを絞り込んでいきましょう。次回は僕の感覚も含めて、もう少しブーツのについて紹介してみます。
協力 渡辺一樹
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