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連載 トップスキーヤー海和俊宏・渡辺一樹のSNOW TALK
第10回「随分短くなったストック」 渡辺一樹
今回はストックについて紹介してみましょう。ストックは滑走中のバランスを保ったりタイミングを取ったりリカバリーに使ったりと、ある面スキーにはなくてはならない存在ともいえるストック、そのストックには振りやすい軽さとバランス、折れにくい強度、衝撃吸収性や弾力性など様々な要素が求められます。
素材的にはアルミ合金のものもありますが、最近はカーボンコンポジット素材が主流になりつつあります。長さは様々な指標がありますが一般的には身長の70%ぐらいが標準的なサイズではないでしょうか。しかしこれもジャンルによって少し違いがあるようで、レーサーの場合は70%以上と長めのもの、基礎スキー系スキーヤーの場合は68%前後と少し短めの物を選ばれる方が多いようです。
またコブ斜面の小回りを中心に滑るモーグル系となると61%前後と更に短いものを選ぶ傾向となるようです。
普段は120cm、コブでは115cm。
高い姿勢(ポジション)で美しいシルエットを求めた時代のスキースタイルから、カービングスキーを活用して深く切り込むスピードのあるターンを求めるカービング時代になり、滑走ポジション自体が姿勢を低く保って滑るように変わってきたため、スキーヤーが求めるストックのサイズもやや短めの物へと傾向が変わってきたように感じます。僕もかつて基礎スキーの大会に出始めた頃は125cmという非常に長いストックを使っていました。今となっては考えられないほど長いものを使っていましたが、当時の指向としては高いポジションで安定して美しく滑ることが、高いバランス能力や滑走技術をもっていると評価されておりました。その為僕もほとんど背伸び状態で滑っていたという訳だったんです。
そんな僕が今使っているストックの長さは115〜120cm、技術選のコブなどを滑る場合には115cmを使っていますが、普段は120cmを使用しています。デモンストレーターなどのなかでは、僕の120cmはやや長い部類に入ります。
カービング系のターンが多くなったため、低い姿勢で滑るからストックは短めを選ぶというのが一般的のようですが、なかにはプレートやビンディングに厚みがあるのでその分長いものを使わないと上手く突けないなんて人もいるようです。
カーボン系の素材になってからは、簡単に切って短くできたいので、慎重に選ぶ。
最近はロングターンではほとんど突かなくなってきたから、長いものでも問題ないかも知れませんね。それとストックワークが苦手と言われる方は、わりと短めのものを使っているケースが多いようです。カーボン系の素材になってからは、簡単に切って短くするというわけにも行かないので、長さ選びは慎重になりがちです。身長の68〜70%ぐらいが無難なあたりではないかな?と僕は思います。そういえば僕が125cmのストックを使っていた頃のスキーの長さ何センチだと思いますか?その当時僕は205とか210cmのスキーを履いていたんですよね、今からでは信じられない長さですね。でもスキーが日本に伝わった時代http://www.outwalker.com/focus/2000/12/focus001229.htmlには一本杖だった頃もあるわけだから、スキーもストックも昔に比べれば随分と短くなったものですね。僕のスキーパンツの裾丈も、コブ斜面の滑走量に比例して短くなりつつある・・・・ナンチャッテ・・。
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