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連載 トップスキーヤー海和俊宏・渡辺一樹のSNOW TALK
第10回「マスコミの皆さん、今年のアルペンチームは絶好調です」 海和俊宏
21世紀新しい世紀を迎えて初めてのオリンピックが、来年アメリカのソルトレークシテイー
で行われる冬期オリンピックです。あの感動と夢の長野オリンピックを終えてはや3年目のスキーシーズンを向かえています。
ここに一つの雑誌(friday)が置いてあります。
平成10年3月6日発行の表紙には、舟木選手が日本団体で最後のジャンパーとして飛び終えスキーを高々と天に突きつけ喜びを表現している写真です。この興奮は今でも忘れず私の頭に記憶されている長野オリンピックのハイライトでした。この4年に一度のオリンピックが来年には、アメリカソルトレークシテイーで開催され、どんなドラマが私達に感動と夢を見せてくれるのか今から楽しみです。あの最強のジャンプ軍団のパフォーマンスを再び見る事が出来るか、またスピードスケートの清水君のロケットスタートを見る事が出来るか?
昨年のシドニーオリンピックもそうだったように、オリンピックで各選手が行うパフォーマンスには本当に感動します。この時期いつもスポーツニュースやスポーツ新聞を見て思うのてずか、日本にはスポーツとして野球しか存在しないのか! と思うことがあります。私も野球は好きですが、各マスコミは新人選手が寮に入っただけでニュースとなってしまう。確かに、注目される選手で、期待される選手だからこそニュースになり、他のスポーツにマスコミを動かせるまでのスポーツ選手がいないと言ってしまえばそれまでかも知れませんが。
そんな状況の中で、日本のスキー選手たちはヨーロッパをベースとし戦い続けています。日本のマスコミからは遠い存在で、取材対象とならないことがほとんどです。私もアルペンスキーで十数年WCを転戦したスキーヤーとして、好調な全日本アルペンチームの活躍をマスコミの方々に取り上げていただきたいと思います。日本女子チームと男子チームがこれ程バランス良く強化されたチームが今まであったでしょうか
世界のトップを目指す若きアスリートたち
女子チームでは、広井法代、柏木久美子の両選手が、昨年のイタリー、セストリエールでのスラローム23位を皮切りに、続くセメリング、オーストリーで広井選手がスラローム10位タイム差2秒31、それに続き柏木選手が20位入賞でワールドカップポイントを確実にゲットし、年明けにも柏木選手はスロベニア、マリボーでジャイアントスラーロームで2本目6位のタイムを叩き出すなど、現在のところ、広井選手はスラローム種目で総合23位にランクされ柏木選手はジャイアントスラロームで38位に現時点でランクされています。
男子では、ベテランの木村公宣選手を始め、昨年強烈なデビューをした皆川賢太郎選手が期待
通りの活躍をみせています。特に木村選手の場合、長野オリンピック後大きな怪我でここ数年はなかなか自分の滑りをする事が出来ず世界ランクも大きく落としていましたが、今年の活躍は嬉しく思っています。昨年のスラローム第2戦イタリー、セストリエールで行われた試合では、日本スキーチーム初めての2人入賞という快挙を成し遂げた試合でした。木村選手は44番スタートから4位、2本目は木村選手が6位のタイムで皆川選手は7位のタイムとワールドカップで堂々の入賞をはたしました。
木村選手の過去の成績を考えれば当然といってもおかしくない成績かも知れませんが、怪我のことを考えると良くぞここまでカンバックできたと感心すると同時に、彼の努力に敬意を表したい。続くマドンナ、イタリーでも17位と確実にワールドポイントをゲットし、2本目には7番目のタイムを出し確実にランクアップしています。皆川賢太郎選手はまだセストリエールの6位だけの成績で、昨年の戦いからして物足りなさは残るもののゴールに飛び込んだ時の速さは、何れ成績をゲット出来る予感を多いに感じさせてくれるものでした。これから続く試合では、昨年6位入賞と彼自身のデビュー戦となったキッビュッヘルなどの得意とするコースでの戦いとなり、きっと彼本来の力を見せてくれるものと期待しています。
ここに来て2人のランクも急上昇と言ったところで、木村君はスラローム総合で16位まで浮上し、皆川君は20位に現在ランクされています。私のようなかたよった見方をす方がおかしいかも知れませんが、かたや世界の厚い壁に戦いを挑み確実に世界のトップに近づくアスリート達の戦いぜひ取り上げてほしいものです。
マスコミの人達に注目されるように早くスキー競技も、もっともっと強い選手が出て来て欲しいと思うこの頃です。来る2月の志賀高原で行われるワールドカップには日本選手が表彰台に立ち、マスコミの皆さんにも注目してもらえるよう皆んなで応援しましょう。
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