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| 渡辺一樹の語る『スキー用具選びのワンポイント』 -その2- |
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| トップ・スキーヤーになれば技術レベルと同様に用具への感覚の研ぎ澄まされるものである。(写真/佐藤浩之) |
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スキー・スポーツの魅力のひとるに、用具のデザインや、それにまつわるテーマでまとめたファッション性は大きな魅力である。しかし、単なる真似やイメージ先行で選ぶと失敗する事は多々あるもの。そこで、全日本デモンストレーター・渡辺一樹が贈るワンポイント・アドバイス第2段。
ビンディング
●解放置・その他の調整が鍵を握る
ビンディングは単なるスキーと身体(ブーツ)のインターフェイス(中間媒体)であり、スキーのトーションをコントロールし、板の持つフレックスを最大限に引き出すような特徴をもつものへと進化しています。
初中級の方は重さや互換性を重視し、上級クラスの方は板との相性で判断すると良いでしょう。基本的には”スキー・メーカー=ビンディング・メーカー”なので、板とビンディングのトータルでスキーの性能が発揮しやすい組み合わせを選ぶことをおすすめします。調節は必ずメーカーやショップの指導に基づいて行いましょう。調整が正しくない場合には、どんな高性能なビンディングでも外れてしまいます。
ブーツ選びの目安
●ブーツの特徴・選ぶときのポイントはフレックス
ブーツはサイズとフレックス(硬度)に注意して選びます。自分の足型を把握し、足のアウトラインとブーツの内底の輪郭が近いもので、小指側やかかとのスペースが合っている物が良いでしょう。
またバックルを締めるので、足の甲の部分のラインがブーツのラインにあっているということも大切です。良いフィット感のブーツを選ぶには、小指の付け根・甲の部分・くるぶしのあたりに痛みが出ないか注意して選んでください。また脛の部分が深いブーツは細かい操作がしにくくなります。脹脛が余り強く圧迫されない程度のものを選ぶと良いでしょう。
日本人は、一般的に硬すぎるブーツを選ぶ傾向にあります。硬いブーツはバランスが取り難くなるとともに、上達の妨げにもなりかねません。ショップでの展示時の温度と雪上ではブーツの硬さが違ってきます。少し柔らかすぎるかな? と思われるフレックスで丁度いいはずです。ここは絶対に見栄を張ってはいけません。
ストック
●長さの目安・特徴及びグレードとは?
ストックには、振りやすい軽さとバランス、折れにくい強度、振動吸収性や弾力性など様々な要素が求められます。アルミ合金のものもありますが、カーボンコンポジットの素材が主流になりつつあります。サイズ的には、身長の70%と言われていますが、レーサーの場合は70%以上、基礎スキー系の場合は67%前後の選手が多いようです。
また、モーグル系となると61%前後となるようです。カービング時代になり姿勢を低く保って滑るケースが多いため、やや短めのストックを好む傾向にあります。メーカーによっても多少長さの違いがあります、標準の長さをベースに自分が目指すスタイルにあわせて選びましょう。ストックワークが苦手と思う方は、短めを選択するほうが懸命です。
ウエア
●デザイン優先でOK?
ウエアは雪まみれになったり雨に少しぐらい降られても濡れない防水性、寒さから耐えるための防風性と保温性、そして汗をかいたときに汗の水蒸気を外へ逃す透湿性、身体の冷えを防ぐためにもすぐ乾いて心地よい着心地を保持してくれる速乾性……機能面から見るとこれらの観点が重要になりそうですが、実際に優先させるのは、デザインと使い勝手が多いようです。
昨年までの重ね着スタイルは影を潜め、今年は各社友に『発熱系素材』を多用し、薄くて軽い動き易いデザインが特徴です。パンツのストレッチ素材は当たり前、傾向的には各社共通のイメージが伺えるが、志向に合わせて形とカラーリングで個性を表現しよう。自分の遊びのスタイル(レーシング・DEMO・カービング・モーグル・フリーライド・スキーボードなど……)と好きなカラーを組み合わせることが、ウエア選びの最も近道です。
基礎系モデルにはスリムなものも増えてきましたが、全体にはルーズ目の物が多いのでサイズの対応幅は広くなっています。
ゴーグル・サングラス、その他アクセサリー
●機能性は気にしたい!
ゴーグルは反射光を吸収してくれる偏光レンズが中心で、ワイドな視界を保つためにフレームの形状に工夫を凝らしたものが多く見られます。憧れのスキーヤーのイメージと好きなカラーリングを上手く調和させて選びたいアイテムです。サングラスも気象条件が変化しても見やすい視界を確保したレンズや、テンプルにラバーがついて、風や雪の侵入を防ぐものも見られます。
ファッション性だけでなくハイスピードでも風が巻き込まない、フィット感のある形を選ぶと良いでしょう。また、今期の注目アイテムとしてヘルメットがあげられます。安全性だけでなくファッション性を持ったヘルメットは、レーサーだけでなくフリーライドやバックカントリー系の方には是非おすすめしたいところです。特にとび系の方にはハーフカップタイプが人気となっています。
グローブは保温性を保ちながらグリップ感を高めたやや薄手のもが増えています。中でも雪面タッチを考慮してプロテクターがついたモデルも多数登場しています。これまでのゴワゴワとぶあついイメージから、薄くても暖かいという化繊素材のものが増えています。 (渡辺一樹)
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