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| バックカントリーこそ、スキー本来の楽しみ方……であるが、アウトドアーズマンとしての知識と経験が問われる。しかし、一度体験すると、その魅力から逃れることはできないはずだ。 |
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冬山は夏山と比べて危険や困難の度合いが10倍あるいは100倍も違うと言われる。滑落、雪崩、悪天候と、他のシーズンと比べると確立が高くなる。3月ともなれば春山、と感じる人は多いが1000m登ると6℃下がり、風速1mにつき1度下がる体感温度という、山の気候条件は変わらない。そして、山ではアクシデントが発生した場合、ゲレンデパトロールがいる管理されたスキー場とは違い、迅速な救助活動も期待はできないと思った方が良い。バックカントリーでのスキーやスノーボードは世界的なブームであるが、単なる流行として受け止める感覚は持ちたくない。
冬山に限らず、アウトドアで最も重要なことは具体的な計画を立てることである。それが宿泊や日帰りに限らず、自分のレベルに見合ったフィールドと気象条件などを検討しておきたい。とくに、そこが初めて行く山ならば絶対条件だろう。日照時間が短い冬山に行くには、必ず時間に余裕がある計画を立てることが大切である。基本的なプランとしては、滑走ポイントへの到着は昼頃に到着する行程。冬場は午後2時頃から日が陰り始めて、気温が下がって雪面のコンディションも変わってくる。場所によっては、夜明け頃から行動開始、という場合もある。
そして、山入する場合は管轄する警察署に登山計画書を提出することが基本。Web 上から入山届を送ることができる警察や管理事務所もあるので、ネット上で検索しておくのも良い。具体的なアドバイスや現地情報を更新していることもあるので、活用したい。そして、下山したときは登山計画書を提出した警察署と入山届を記入した営林署などの管理事務所に報告すること。実際は何もしていない人が多いようだが、どこの山に行くのかを家族や勤務先に知らせておくことも大切である。
そして”登山レベルが初級であっても、スキーやスノーボードの技術は中級以上のレベルであること”が大切である。これは、一定レベル以上の技術がないと立木への激突、あるいが滑落を確実さけられるコントロール能力を持っているか……という事である。そして、安全を常に確認しつつ滑走を楽しむこ余裕を持ちたい。さらに、バックカントリーへのアプローチは、あくまで自分の足で移動すること。その当日、体調をベストな状態にする自己管理も大切。睡眠不足などはもっての他である
また、必要なスキルとして『地図を確認しながら正しいコースを見つけ、地図とコンパスを片手に自分の現在地点を確認できるか?』ということ。ここ何年かは、GPS が普及して、自分の居場所を確認することも簡略できるが、基本は地図を読むという事に他ならない。
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バックカントリーで厳守したい事項。 |
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・沢すじは雪が深く、雪崩の危険もある。
・吹き溜まりを避けて、雪が締まっている部分を探してコースどりをする。
・深雪の場合は雪をかき分けことになるが、先頭は10分程度の目安で交代して進む。
・安易なショートカットは、より体力を消耗するので避けたい。
・休憩の目安としては1時間程度歩いたら、10〜15分程度が適当。
・休憩時は適度なエネルギー補給と水分の補給をまめに摂取する。
・必ず前日と当日に最新の天気予報で目的地の天気を確認。
・悪天候時や天候悪化時は中止、中途ならばあきらめて下山すること。 |
春1番の声も聞かれるが、山はまだまだ冬の様相が残る。むしろ、天候が安定しているからと、春先にバックカントリーへ出向くと油断してしまうことも多いので肝に銘じておきたい。
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